公益社団法人東京都教職員互助会 三楽病院

泌尿器科

泌尿器科は後腹膜の臓器と男性の生殖器を扱っています。具体的には、副腎、腎臓、尿管、膀胱、尿道、さらに男性に特有の前立腺、睾丸(精巣)、副睾丸(精巣上体)といった臓器です。主な対象疾患としては、腎癌、膀胱癌、前立腺癌、腎盂尿管癌、精巣癌などの尿路性器癌、前立腺肥大症、尿路結石、尿路感染症、頻尿、尿失禁、過活動膀胱、勃起不全などです。


当科では、侵襲が少なく、患者さんに優しい医療を目指して診療を行っています。泌尿器科疾患は、肉眼的血尿、頻尿、尿失禁、排尿障害などの症状、あるいはPSA高値、顕微鏡的血尿などの検査所見を契機に病気が見つかることがほとんどです。また、高齢化社会を迎え、当院でも前立腺疾患の患者さんが増えています。 前立腺癌では2009年には75例の新規の患者さんに治療を行い、このうち42件の前立腺全摘除術を行いました。目安として75歳以下で、早期癌の方に対して恥骨後式前立腺全摘除術を行っています。手術時間は2時間半から3時間程度で、できるだけ出血の少ない手術を目指していますが、必要に応じて術前に400㏄から800㏄の自己血貯血を行っています。カテーテルの留置期間は1週間、入院期間は約2週間です。進行癌あるいは75才以上の方にはLH-RH agonistと抗アンドロゲン剤を組み合わせたホルモン治療が中心になります。PSA(前立腺特異抗原)が前立腺癌の早期発見のためには大変重要です。


前立腺肥大症は、頻尿、特に夜間の頻尿や尿の勢いが悪い、残尿感といった症状が出ます。症状の軽い方には薬物治療を、重度の方には経尿道的に内視鏡的切除(TUR-P)を行っています。当院のTUR-Pは、出血量は少なく抑えるため輸血は行いません。 腎腫瘍、膀胱腫瘍、腎盂尿管腫瘍、睾丸腫瘍いずれも早期癌の場合は手術療法が第一選択の治療法になります。3㎝以下の小さい腎腫瘍に対しては可能な限り腎臓の機能を温存する腎部分切除術を行っています。また、進行癌、再発癌の患者さんにはそれぞれ違う内容の化学療法を行っています。

尿路結石は中部から下部尿管の結石に対し、経尿道的なアプローチで砕石を行っています。
頻尿、尿意切迫感、尿失禁などの過活動膀胱(OAB)症状を訴える患者さんに対しては、抗コリン剤を中心とした薬物治療を行っています。女性の腹圧性尿失禁に対しては軽い方には薬の投与を行い、重症の方には尿道後面に支持組織を補強する目的でメッシュ状のテープを留置する方法を行います。

男性の勃起不全(ED)にはレビトラ、シアリスの投与を行っています。

今月の診療担当表

 …予約

 
泌尿器科 午前 担当医
亀井
和田 和田
担当医 担当医
吉村
担当医
午後 予約膀胱鏡検査
腫瘍外来
担当医 予約膀胱鏡検査
腫瘍外来

※夜間診療の担当表はこちら

休診のお知らせ

医師が学会出席のため、下記のとおり泌尿器科外来の診療が休診となります。

休診
平成29年4月21日(金)※午前、夜間診療ともに休診

概要

診療体制

外来診療は月曜から金曜の午前、第2、第4土曜の午前、月曜と木曜の午後、金曜の夜間に、常勤医2名、非常勤医3名で行っています。

診療体制

当科では、侵襲が少なく、患者さんに優しい医療を目指して診療を行っています。すなわち検査は必要最小限にとどめて、迅速かつ確実な診断に至るように努め、治療も患者さんに最適で、合併症が少なく、早期に回復できるように配慮しています。

2009年には前立腺生検を153件行って、75例の新規の前立腺癌患者さんが見つかり、42件の前立腺全摘除術を行いました。目安として75歳以下で、早期癌の方に対して恥骨後式前立腺全摘除術を行っています。手術時間は2時間半から3時間程度で、自己血の返血のみで完結します。また、局所浸潤性の癌でも、数カ月のホルモン治療を行った後に、積極的に手術を行うようにしています。 前立腺肥大症で症状の軽い方にはα‐1ブロッカーを中心とした薬物治療を行い、重度の方には経尿道的に内視鏡的切除(TUR-P)を行っています。

膀胱癌では可及的に内視鏡での切除術を行います。浸潤癌に対しては膀胱全摘除術を行って、尿路変更は患者さんの状態に応じて、回腸利用新膀胱形成術、回腸導管造設術、尿管皮膚瘻造設術を選択します。
尿管結石に対しては、経尿道的にリソクラストあるいはレーザーを用いた砕石術を行っています。

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主な対象疾患

泌尿器科は後腹膜の臓器と男性の生殖器を扱っています。具体的には、副腎、腎臓、尿管、膀胱、尿道、さらに男性に特有の前立腺、皐丸(精巣)、副皐丸(精巣上体)といった臓器です。主な対象疾患としては、腎痛、膀胱痛、前立腺癌、腎孟尿管痛、精巣痛などの尿路性器痛、前立腺肥大症、尿路感染症、頻尿、尿失禁、過活動膀胱、勃起不全などです。

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担当医紹介

平沢潔
卒年
  • 昭和59年東京大学卒
専門
  • 泌尿器科全般
  • 前立腺癌
  • 前立腺肥大症
資格
  • 日本泌尿器科学会専門医・指導医
  • 日本超音波学会専門医・指導医
森 ちか
卒年
  • 平成18年信州大学卒
専門
  • 泌尿器科全般
  • 緩和ケア
資格 日本泌尿器科学会専門医
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治療手技・手術

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診療実績

火曜日は手術日ですので、紹介時にはなるべく避けるようお願いいたします。

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  • 医療は患者と医療側、相互の信頼がないと成り立ちません。医療側は患者に最大限の診療情報を提供し、患者はその情報を基に理解し、同意し、選択することで治療に参加することが必要です。そのためには医療側の情報の共有と意思の疎通が不可欠です。これらが適切に保たれていることこそ医療本来の姿であると考え、当院もそれを追求しています。 「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」は孟子の詞です。それぞれが重要ですが、その中でも人の和が特に大切であります。 程よい緊張感を保ち、情報の共有と人の和を高めながら良質な医療を目指して共に働く医師、医療従事者を心より歓迎したいと思います。是非、三楽病院へおいでください。

  • 三楽病院は1933年、東京都の教職員とその家族を対象として設立されました。1988年からは一般の患者様にも開放している 総合病院 です。