公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

新しい道徳研究会

代表者 仁王 紀夫
学校名 江戸川区立二之江小学校

研究テーマ

研究期間:平成23年4月6日 から 平成24年3月14日 まで

研究結果の概要

研究仮説を「児童が自分自身を見つめる場を設定し、以前の自分と比較して、自己がどのように成長したかを実感できるように工夫することで、さらによい人との関わり方を目指す態度を育てることができるだろう。」とした。一人ひとりの児童が道徳の授業の始めと終わり、そして年度当初と年度末で「友達と仲良くしたい」「さらによく関わりたい」という希望や願いをもてるようにすることが、「よりよい人間関係を築いていく力」を育んでいくと考えた。また、道徳の授業展開についてそれぞれの教員が改めて学ぶことで、ねらいとする価値項目に近づいていけると考えた。以下、研究の成果を挙げる。

児童が自分自身を見つめる場を設定し、以前の自分と比較できるようにしたことで、自分の成長を実感したり、目指す自己の姿を思い描いたりできるようになった。

役割演技や動作化を工夫したことで、相手の気持ちを自分のこととして考えることや、考えをより深めることができた。

道徳やその他の時間にも話し方や聞き方を重点的に指導したことで、自分の意見を素直に表現し、また相手の意見を受け止める環境が整ってきた。

児童にとって、身近に感じられる資料を精選したため、ねらいについてより深く考えさせることができた。

全校で取り組んだあいさつ運動を通して、「よいことをすると自分も相手も気持ちが良い」ということを実感し、進んであいさつをする児童が増えた。

話し合いの場を設定し、お互いの考えを伝え合う大切さを実感させたことで、道徳の授業でも、他の場面でも話し合って問題を解決しようとする意識が育ってきた。

相手の気持ちを考えた言葉のかけ方を意識させることで、友達に対して優しい言葉づかいができるようになってきた。

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