教育研究グループ支援(研究成果報告)
東京都学校保健研究会
代表者 牛島三重子
学校名 台東区立金竜小学校
研究テーマ
- 調査研究「震災に学ぶ ー 養護教諭にできること やるべきことー 」
研究期間:平成23年4月1日 から 平成25年3月31日まで
研究結果の概要
研究主題設定の理由
平成23年3月11日に発生した東日本大震災で、東北地方を中心として大きな被害を受けた。被災地からの報道により、学校現場では養護教諭を含む教職員が避難所運営や学校再開準備において様々な役割を担った事が明らかになっている。被害の大きかった地域のみならず、被災地から遠く離れた東京都のような比較的被害が小さい地域においても、児童・生徒の心身に影響が出ており、養護教諭が様々な役割を果たしてきた。一方で、震災後、次々と発表される本震災に関する調査・報告では、避難行動、児童・生徒の保護者などへの引き渡しや学校での待機、学校施設が避難所になる際の協力体制など多くの課題も挙げられている。そこで、今回の2年間の研究では、震災発生から学校再開までの時期にはたすべき養護教諭の役割と震災前に養護教諭ができる備えについて明らかにしたいと考え、本主題を設定した。
研究のねらい
- 東日本大震災時における養護教諭が果たした役割の実態と課題について 明らかにする。
- 平常時から震災発生直後、学校再開(事後対応を含む)の時期に、果たすべき養護教諭の役割を教職員との連携を含め、時系列に整理し掲示する。
研究方法
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基礎研究
- 先行研究の分析
- 参考資料収集
- 被災地訪問 (平成23年8月、平成24年5月)
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調査研究
- 養護教諭を対象とした「東日本大震災におけるからだと心のケアに関する調査」の実施結果の分析・考察
- 専門家などによる指導助言
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震災に関連する養護教諭の役割についての資料作成
- 時系列(事前・直後・学校再開)のフローチャート作成
- フローチャート項目の解説資料作成(Q&A形式)
研究経緯
- 平成23年度・・・東京学芸大学 渡邉正樹教授の指導で調査行う。
- 平成24年度・・・フローチャート作成、フローチャート項目の解説資料作成(Q&A形式)
研究内容
- 研究紀要「花」別冊子
- 調査研究報告書「震災に学ぶ」別冊子
研究発表
- 2/14調査研究発表を東京都教職員研修センターで行った。
【その他】
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定例会の報告
5月(総会・記念講演)、10月、12月、2月に講演会を行った。
内容は研究紀要「花」別冊子 -
夏期研修会報告
内容は研究紀要「花」別冊子 -
全国大会、学会で参加し、発表した。
内容は研究紀要「花」別冊子