教育研究グループ支援(研究成果報告)
魚水研究会
研究テーマ
- 「わかった!できた!楽しいな!」~わかる喜び・できる喜びが得られる授業を目指して~
研究期間:平成28年4月1日 から 平成29年3月31日 まで(継続中)
研究結果の概要
児童に「基礎的な学力」や「学習への意欲」を育むためにどのようにしたらよいか、話し合った結果、以下のような、一つの仮説を立てた。
子供たちが 「わかる」「できる」 「認められる」「達成感」 を味わうことで |
子供たちに 「自信」 「自尊感情」 が芽生え |
子供たちに 「もっとやりたい」 (自発性・自主性) が出てくるであろう。 |
そこで、「わかった」「できた」「やってよかった」を味わわせる授業を目指し、そのための指導法や、授業展開を実践授業を通して研究した。
その結果、以下のような成果を得ることができた。
- 各分科会で「わかる」「できる」「楽しい」とは何かを考え、検証授業においては、「わかる」「できる」「楽しい」授業をするための手立てを明確に示すことによって、手立てが職員間で共有できた。
- 研究にとって児童の実態は必要不可欠であり、研究を通して児童理解を深めることができた。
- お招きした、講師からは、授業の講評や今後の研究についての方向性等お話して頂き皆が学ぶことができた。
- 授業を工夫することにより、児童が内容を理解できて、学習に対する意欲が高まることがわかった。また、ふり返りカードを使用することで、教員が児童に学習の目的を明確に伝えるようになった。
成果と同時に、以下のような課題も見えてきた。
- 喜びをもって学習する児童も増えたが、定着したり、応用を自力解決したりすることが難しい児童も何人かいた。さらに具体的な支援の仕方を研究することや、学年の繋がりとしてどんな支援をしていくことが必要かさらに深い研究が必要なことが分かった。