教育研究グループ支援(研究成果報告)
八王子市立松木小学校校内研究会
研究テーマ
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数学的な思考力・表現力を育てる指導の工夫
〜 言語活動の充実を重視した算数科の授業づくり 〜
研究期間:平成28年4月1日 から 平成29年3月31日 まで
研究結果の概要
研究テーマの下に1年~6年の6つの研究分科会を研究組織として、研究授業などの授業実践を通して、追究をした。その結果次のような児童と教師の変容が見られた。
(1)児童の変容
《子供の「問い」を引き出す工夫》
- 「あれ?」「どうして?」「考えてみたい」「やってみたい」など、児童が進んで問題に関わる姿が多く見られるようになった。
《「ノートづくり」の工夫》
- ノートの基本的な書き方が身に付き、自分なりの工夫も見られるようになってきた。
- 相手意識をもち、自分の考えを図や式、言葉を使ってわかりやすく書こうとする児童が増えた(特に高学年)。
《「話し合い」の工夫》
- 友達の考えをもう一度自分の言葉で説明できるようになってきた。
- ペアでの話し合いができる児童が増え、自分の考えを分かりやすく伝えたり、友達の考えから学ぼうとしたりする姿が多く見られるようになった。
(2)教師の変容
- 具体物を用いたり、作業を取り入れたり、身近なものを取り上げたり、ストーリー性をもたせたりして、児童に興味をもたせる工夫や問題場面をイメージしやすくする工夫を意識するようになった。
- 児童がノートに書くことを意識して板書計画を立てたり、板書したりするようになった。
- ペアで話し合う場を多く設けたり、友達の考えをもう一度説明させたり続きを説明させたりするなど、子供同士の学び合いを意識した授業づくりをするようになった。