教育研究グループ支援(研究成果報告)
AT、AAC手作り教材研究会
研究テーマ
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AT(Assistive Technology:)教材製作講座の開催
重度重複障害を持つ子どもへのAT、AAC及び手作り教材の活用について
研究期間:平成29年4月1日 から 平成30年3月31日 まで
研究結果の概要
1. 子どもの特性に応じたICT教材と手作り教材を組み合わせた活動例
【研究の目的】
まだ表象機能としてのシンボルを理解しない段階で、サイン、絵カード等の平面の課題が通じにくい子どもたちへの、「手で触れ、動かすことのできる、三次元の教材」、「動かした結果が分かりやすい教材」はどのようなものがあるかを考え、スイッチと立体教材を組み合わせた手作り教材を試作した。そして発達段階(特性)に応じて、どのような教材を活用するとよいかを研究した。
【方法・内容】
- 主に感覚入力水準期にあたる子への教材の活用
- 主に感覚運動水準期にあたる子への教材の活用
- 主に知覚運動水準にあたる子への教材の活用
- 主にパターン知覚水準、対応知覚水準にあたる子への教材の活用
【結果・考察】
手で触れて分かりやすい立体教材とスイッチによる電動の光、心地よい音など行動と結果の分かりやすい即時性がプラスされた教材は、子どもの意欲と集中力を高める効果があり、学習に対して常にあった許否的な態度が減少し、教材に集中して学習できる時間が増えた。
2. スイッチ教材製作講座の開催
- 平成29年 7月27日(水)(参加者20名)
- 平成29年 12月26日(金)(参加者10名)