公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第10回ふれあい感謝状21

都立八王子北高等学校 生物科学部

都立八王子北高等学校
生物科学部顧問 杉中淳

西の砦のサイエンティストたち

活動報告

本校は昭和53(1978)年、八王子市の人口急増期にあたり「八王子市北部に都立高校を」という地域の方々の強い要望を受け設立された。創立35年を経た現在も、緑の樹木・畑に囲まれた閑静な住宅地にある。全生徒の61%が通学所要時間30分以内、通学方法、自転車のみが74%と極めて地域に密着した高校である。

活動報告昭和54(1979)年、八王子市楢原(ならはら)の地に新校舎が開校と同時に、6文化系クラブ(演劇・合唱・写真・フォークソング・落語研究・生物)の1クラブとして発足した。第1回文化祭での活動で健闘し、その後の文化活動の土台づくりとなった。途中、物理・化学分野の実験も実施したいとの要望で、「生物科学部」として発展的に再スタートした。

現在は、非常勤の先生1名と正顧問1副顧問2の体制で部員13名(男子12女子1)の活動をサポートしている。

活動報告火曜日は「作物の日」として、主に非常勤の先生が指導し、学校畑で土に親しみながら有機農法でミニトマト・とうもろこし・じゃがいも・なすを育てた。小玉すいかは水遣りを失敗し「育てる難しさ」を実感したが、他の作物は収穫し、食した。どれも味が濃く美味しかったが、特にとうもろこしの甘さに、感動した。炎天下の辛い草取りを、声を掛け合って楽しく作業したのが報われた瞬間だった。12月現在、莢えんどうと苺を育てている。金曜日は「実験の日」として、水鉄砲・光の迷路等、9月の文化祭「北斗祭」参加の演示実験を議論しながら、部員たちで企画・開発している。

活動報告今年度は、八王子「宇宙の学校」の会場校となり、7月から11月までのスクーリングでは運営に参加し、小学生親子32組のインストラクターを見事に務めた。

今年で6年目となる地域の児童館まつりへの「出前実験」も、10月恩方市民センター、11月川口市民センターやまゆり館で「入浴剤作り」を実施し、子供たちに楽しんでもらった。3月も元八王子児童館・川口児童館にて実施予定である。

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