公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第10回ふれあい感謝状21

川原 博子(都立白鷗高等学校附属中学校)

活動報告

このたびの受賞は意外なことで当初は困惑しておりましたが、「青少年の活躍」を支援したという内容に触れてようやく納得致しました。頑張って結果を出したのは生徒であり、その教育の場を与えてくれたのは、学校、校長先生、親御さん、そして働く仲間です。私は自分が好きな競技を通じて、生徒に夢を語り、日々励ますことしかしておりません。この受賞を機に生徒の頑張りや、活動の内容をご報告し、そうした場を与えてくださった方々へ感謝の気持ちを伝えたいと存じます。

「競技かるた」はここ数年、以前より知られるようになりましたが、マイナーな競技です。よく知られている高校野球で言えば、「甲子園」大会に匹敵するのが、「全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会」です。各都道府県代表校が出場し、母校の名誉をかけて闘います。団体戦です。もう一つ、スポーツのインターハイと同等なのが「全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門」です。前者が学校単位で争うのに対し、後者は都道府県で最強の選手を選びチームを編成します。今年度白鷗高校はその両方に出場することができました。異動で白鷗に来てから八年目、高校に部活動を創って五年目です。

「夢は近江!」 「近江」とは前述の「全国選手権大会」の会場「近江神宮」です。東京は激戦区で代表校になるのは大変で、何度も接戦で涙を呑んで来ました。しかし、どんなに細い道でも、全国への一筋の道がある限り、その夢に向かって日々鍛錬することが、選手の励みになると信じてきました。負けても、時には挫けても練習する選手を励ますのが私の仕事でした。「全国大会」というのは行ってみて初めてわかるすばらしい教育の場で、選手はそこで見違えるように成長します。

中学から数えると長い道のりですが、その間、校内百人一首大会を運営したり、「浅草神社」さんのかるた会をお手伝いしたり様々な場面で「かるたを通しての交流」があります。日頃は「勝負」の厳しさに身を置いている選手も、このときばかりは、「かるた取り」の楽しさを満喫します。曰く白鷗百人一首部の合言葉は「楽しくなければかるたじゃない!」です。今後も生徒とともに歩みます。

活動報告

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