公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第11回ふれあい感謝状21

「篠崎高等学校杯争奪中学校剣道大会」活動報告

都立篠崎高等学校
髙橋 好弘

活動報告平成20年より開催した「篠崎高等学校杯争奪中学校剣道大会」も本年で第7回を数えます。この大会は、地域の中学校剣道部と本校剣道部が、主に週休日や長期休業期間中に年間17回程度合同稽古を実施していた過程で誕生しました。大会の概要は、江戸川区の中学校剣道部を対象とし、出場に学年制限を設けず、3人制で各校男女2チームを上限に、本校剣道部卒業生及び部員の試合運営・審判のもと予選リーグ・決勝トーナメントを通して日頃の精進の成果を競うというものです。この7年間で出場中学校のべ109校、出場選手のべ1013名という実績が示すように地域・保護者に定着した都立高校では初の試みと自負しております。

活動報告もともと本校では新しい形の中高連携事業を模索していたとはいえ、役員は?審判は?必要経費は?という難問や障害も予想されましたが、立ち止まることなく実現出来ました。これもひとえに輝篠会(篠崎高校同窓会)、歴代PTAの皆様の御支援、各中学校顧問・地域指導員の先生方の御理解の賜物とここに感謝申し上げます。

活動報告今回表彰の栄に浴し、この大会の持つ意義を再考しますと「波紋(水面に小石などを投げ込んだ時に、幾重にも輪を描いて広がる波の模様)」ということが思い描かれました。剣道を介しての中学生と高校生との交流や大会を通じての地域と本校との繋がりが静かに広がっているからです。何よりも、この大会に参加した中学生が、本校入学後も剣道を続け、それぞれに結果を出しているのです。例を挙げれば、第3回大会で優勝した選手は、平成24年度東京都高等学校秋季剣道大会優勝、第59回関東高等学校剣道大会出場。第5回大会で優勝した選手も都大会を勝ち抜き、第60・61回関東高等学校剣道大会に連続出場。第4回大会に参加した選手は、平成25年度玉竜旗大会で5人抜き等です。江戸川区から東京都、東京都から関東、関東から全国へと、まさに小さな波紋が少しずつ大きく広がっていく様子そのものです。

大きな波紋の起点となるような、この活動を、卒業生・現役部員とともに今後とも継続することを誓い、報告といたします。

活動報告

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