公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第12回ふれあい感謝状21

ふれあい太鼓の取り組み

墨田区立菊川幼稚園副園長 富岡敬子

菊川幼稚園では、毎月1回「ふれあい太鼓」の活動を行っています。この活動は、平成9年、当時の園長先生が太鼓を園児に体験させたいと考え、「親子ふれあい太鼓」を立ち上げたことから始まっています。

活動報告4歳児の初めは、太鼓に興味をもつよう、大きく、小さく、速くなど、太鼓を思い思いに叩き、太鼓と仲良しになる時間を重ねます。

5歳児に憧れ、真似する姿が見られるようになる頃に、掛け声や菊川幼稚園伝統の叩き方「どんどん、わっしょい」などを少しずつ教えていきます。

5歳児になると、太鼓を叩く姿勢や叩き方を教えます。10月の運動会に向けては、子供たちが「そーれ」の掛け声とともに交代し、入れ替わり連続して叩く技も覚えます。

活動報告12月には、伝統の「親子ふれあい太鼓」を実施します。この日は、地域の「菊川太鼓」の皆さんも参加し、太鼓の演奏を舞台で発表してくれます。

菊川太鼓に入会した本園の修了児も一員として立派に太鼓を演奏し、成長した姿を見せてくれます。お腹に響く太鼓の音に子供も保護者も感動し、親子で菊川幼稚園の「どんどん、わっしょい」のリズムで太鼓を叩きます。幼稚園中が太鼓一色に染まる、1日太鼓三昧の日です。

活動報告子供たちは、自由に叩く中で太鼓への興味を高め、友達と一緒に取り組む中で、気持ちを合わせて演奏することを知り、最後の掛け声で決めのポーズが揃った時、思いが一つになる感動を味わいます。

努力して成し遂げることを子供たちは体験し、保護者や「菊川太鼓」の先生、地域の方々から「かっこいいね」「すごくよかったよ」と褒められることで、自信や自己肯定感をもつのではないかと思います。

近年「菊川幼稚園では、太鼓を教えてもらえる」と入園を希望する保護者の方が増えています。音楽的な活動としてだけでなく、子供の成長を促し、地域を愛することにつながる活動であることを今後も広め、地域をつなぐ役目を果たす幼稚園であり続けたいと思います。

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