公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第13回ふれあい感謝状21

青梅市立第六中学校 田村 拓巳

このたびは、第13回「ふれあい感謝状21」に第六中学校吹奏楽部を選出していただき、ありがとうございます。私たちの学校は、この冬、熊がたびたび目撃されて話題となった青梅市の市街地からさらに北西の、埼玉県との県境に位置する小曾木という所にあります。学区域にコンビニは1件もなく、学校のすぐ脇を流れる黒沢川には巨大な鯉が住み、夏には蛍を見ることができるという、東京都とは思えないような環境です。

活動報告全校生徒は48名、各学年1クラスのたいへん小さな学校で、生徒たちは生まれたときから一緒に育ち、例えば、持ち物に名前が書いてなくても、匂いで持ち主を判別することができる(!?)、いわばお互いが家族のような存在です。

活動報告そのような中でも、他校のバンドと同じように「部活を辞めたい」と言いにくる生徒はいます。11名での活動は、少数精鋭と言えば聞こえはいいですが、生徒からすると一人ひとりの責任が大きく、たいへんなプレッシャーとの戦いです。辞めることは簡単ですが、卒業と同時に即社会に出る可能性もある中学生ですので、今後の社会の荒波に負けないよう、たくさん悩み、考え、充実感溢れる部活動を目標に活動しております。

活動報告今年度、東日本学校吹奏楽大会において「金賞」を受賞することが出来ましたが、これから地域の子どもの数はさらに減少し、吹奏楽部を維持していくことは非常に困難であると感じています。

活動報告そこで、私たちが出演する地域の本番では、本校の卒業生を中心とした『ウインドアンサンブル青樹』との共演を行ないます。そこでは現役生とOB、ときには講師の先生と一緒に楽器を吹くことで、小編成ではできないような曲を演奏することも可能になります。近い将来、学校の部活動としてだけではなく、地域の吹奏楽団として小曾木の町に響き続けるという未来も視野にいれてよいのでは?と思うこともしばしばあります。

今後も生徒たちの無限の力を引き出すべく、地域に愛される吹奏楽部として活動をしていきたいと思います。最後までご高覧いただきありがとうございました。

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