さて、今年度の本校の美術部の活動について簡単に報告させていただきます。まず、ＪＲ金町駅長の御厚意で昨年6月から始まった「ＪＲ金町駅での本校常設作品展」で、8月に美術部の作品を1カ月間展示しました。2月には2回目の展示を行う予定です。

次に、東京藝術大学の「障害者の芸術活動を支援する新進芸術家育成事業」の一環として2年前から「造形ワークショップ」を美術部が協力して行っており、昨年は11月と12月の休日に2回実施しました。1回目は「生き返らせよう」のテーマで、廃棄された電化製品を解体して好きな造形をつくるワークショップを行いました。

2回目は、「影のドローイング」のテーマで、様々な素材で立体作品を作り、スポットライトを当てて影絵をつくりだすワークショップを行いました。どちらのワークショップでも、美術部の生徒たちは楽しみながら斬新な発想のオブジェや影絵を創り出しています。

それらの作品は校内に展示コーナーを設けて展示し、保護者や地域の方々に広く見てもらい、障害者理解に努めています。今後も、生徒一人一人の潜在的な表現力が発揮されるように美術部活動の充実を図りながら、東京藝術大学とＪＲ金町駅等の外部の関係者との理解・啓発活動に積極的に参加していきたいと決意を新たにしています。