公益社団法人東京都教職員互助会 三楽病院

部門

栄養サポートチームNST

栄養サポートチーム(NST)とは

NSTとは栄養サポートチーム(Nutrition Support Team)の略であり、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカーなど、様々な職種で構成されています。 各職種の専門的な知識を活かし、患者さんの栄養面でのサポートを行っていきます。
また、摂食嚥下に関わるサポートも行っており、歯科医師との連携、2019年度から新たに言語聴覚士を採用し、嚥下機能に障害のある患者さんへのサポートも強化しております。

人間の身体を機能・維持させていく為には食事による栄養の摂取が必要不可欠です。栄養療法とは基本的でありながら重要な役割を担っている医療の一つです。栄養療法を行う事で治療効果の改善、免疫機能改善による感染予防、入院期間の短縮といった効果が期待されます。

しかしながら入院されている患者さんの中には口から食事を摂る事が難しい方もいます。そこでNSTでは、胃や腸を使用した経管・経腸栄養、点滴を使用した静脈栄養などを行っている方を主治医、担当医への提言を行い、患者さんの状態に合わせた栄養療法のサポートを行っています。

現在三楽病院では、毎週水曜日に検討会を行い、NST回診では実際に患者さんとお会いし、お話する事で、患者さんの状態を確認しながら、栄養についての説明や今後の方針を検討しております。
また、言語聴覚士の日々の業務として、嚥下機能に障害のある患者さんに対して嚥下機能の評価と訓練を行っています。

当院の言語聴覚士

2019年4月1日より、当院整形外科リハビリテーション室に、新たに言語聴覚士が加わりました。当院は嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査による評価も可能であり、摂食嚥下機能評価・訓練を行う上での施設は充実しております。新たに言語聴覚士が加わったことで、今まで以上に患者様の安全な食事への配慮・誤嚥予防に対して取り組んでまいります。また、言語障害(失語症、構音障害)・高次脳機能障害・音声、発声障害でお困りの方のリハビリテーションにも取り組んでまいります。摂食嚥下や言語機能等の問題でお困りの方がいらっしゃいましたら是非ともご相談ください。

山口 大輔やまぐち だいすけ

言語聴覚士

年齢

44歳 2児の父

出身

東京都

趣味

マラソン(自己ベスト2:52:53)
ラグビー(週末はラグビースクールの講師をしています)

一言

4月より入職しました言語聴覚士の山口大輔です。摂食嚥下障害や言語障害のリハビリを通じて、患者様に明るく前向きな生活を送っていただけるようなかかわりをしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。