公益社団法人東京都教職員互助会 三楽病院

部門

人間ドックDock

内視鏡検査

内視鏡を用いて、
食道・胃・十二指腸の病気を
発見・診断します。

胃カメラの目的

内視鏡を用いて、食道・胃・十二指腸の病気(炎症・潰瘍・ポリープ・がんなど)を発見・診断し、適切な治療方針を立てることが目的です。

胃カメラの方法

  • 経口内視鏡(鎮静なし)
  • 経口内視鏡(鎮静あり)
  • 経鼻内視鏡

※予約時に、ご希望の方法を選択してください。ただし、鎮静剤の使用や経鼻内視鏡検査には実施時の要件がございます。各項目をご確認ください。
※現在、鎮静剤を使用できる人数には限りがありますので、予約時にご確認ください。
※当日の体調や診察所見(例:重症の高血圧や呼吸器疾患)により、胃カメラの実施が中止になる場合があります。

胃カメラの方法による違いと特徴

1.経口内視鏡(鎮静なし)

従来の口から内視鏡を挿入する方法です。鎮静剤は使用しません。

利点

意識がはっきりしているため、検査中のモニター画面(カメラから見える組織の状態)を見たり、医師の説明を聞くことができます。

欠点

意識がはっきりしているため、内視鏡挿入による違和感があります。

2.経口内視鏡(鎮静あり)

口から内視鏡を挿入する方法です。検査直前に静脈注射で鎮静剤を使用します。検査後、鎮静状態からの覚醒が遅い場合は、鎮静剤の作用を打ち消す薬(拮抗薬)を使用することがあります。
※鎮静剤は、検査時の緊張を和らげ検査を楽に受けられるようにするためですが、鎮静の効果は個人や体調により異なります。全く無感覚のまま検査が終了することをお約束するものではありません。

利点

緊張が和らぎ、検査が受けやすくなります。

欠点

鎮静剤による副作用が出現するおそれがあります。副作用には呼吸や血圧の低下、覚醒の遅れ、覚醒後の再鎮静、注意力・反射運動能力低下(ふらつき・転倒)・静脈炎(針を刺した血管の周囲が赤く腫れ、痛みが生じること)などがあります。
鎮静剤を使用する場合、検査中の画像をみることや検査中および検査直後に医師から説明を受けることはできません。
鎮静剤を使用した場合、半日程度眠気が続くことがあるため、当日は車やバイク、自転車の運転を行うことができません。

鎮静剤を使用できない方

以前、鎮静剤を使用してアレルギーを起こしたことがある方、重症筋無力症の方、急性閉塞隅角緑内障の方、重症の睡眠時無呼吸症候群の方(CPAP治療中など)
検査時に担当医師が不適格と判断した方(呼吸器系の重い疾患がある方など)
お身体の不自由な方
検査当日、車やバイク、自転車を運転する予定がある方
最高血圧が90未満の方

3.経鼻内視鏡

内視鏡を鼻から挿入して検査を行う方法です。鎮静剤は使用しません。

利点

心肺機能への影響が少なく、基礎疾患を有する方やご高齢の方も適応となります。
口から挿入する内視鏡に比べて嘔吐反射が少なく済みます。

欠点

鼻から内視鏡を挿入するため、挿入時の違和感や痛み、鼻出血などが生じるおそれがあります。
経口用の内視鏡と比較して管が細いため、画像の解析度が低くやや画質が劣ります。また、水や空気を胃に送り込むのに時間がかかるため、検査時間がやや長くなります。

経鼻内視鏡をできない方

抗血栓薬(血液をさらさらにして固まりにくくする薬)を内服している方は、経鼻内視鏡での検査はできません。(経口内視鏡は可能です)

内視鏡検査の流れ

1.経口内視鏡(鎮静なし)

  • 準備室で胃の中の泡や粘液を取るための薬を飲みます。(外れる義歯がある方は外していただきます)
  • 看護師が問診票の内容を確認します。
  • 検査室に入り、ベッドに横になります。
  • エプロンをし、のどに局所麻酔薬(スプレー)を噴霧してからマウスピース(口にくわえるもの)をつけます。
  • 医師が口から内視鏡を挿入し、検査を行います。
  • 検査終了後は、看護師から飲水・飲食の開始時間等の注意事項について説明します。

2.経口内視鏡(鎮静あり)

  • 準備室で胃の中の泡や粘液を取るための薬を飲みます。(外れる義歯がある方は外していただきます)
  • 看護師が問診票の内容を確認します。
  • 鎮静剤を使用するための点滴を行います。
  • 検査室に入り、ベッドに横になります。
  • 血液中の酸素濃度を測るためのモニターを手の指につけます。
  • エプロンをし、のどに局所麻酔薬(スプレー)を噴霧してからマウスピース(口にくわえるもの)をつけます。
  • 医師が点滴のチューブから鎮静剤を注射します。
  • 医師が口から内視鏡を挿入し、検査を行います。
  • 検査終了後は、回復室で約30分間休んでいただきます。
  • 血圧などを測定し、問題がなければ点滴のチューブを抜き、検査後の注意事項について説明します。

3.経鼻内視鏡(鎮静なし)

  • 準備室で胃の中の泡や粘液を取るための薬を飲みます。
  • 看護師が問診票の内容を確認します。
  • 両方の鼻腔に、局所麻酔薬(ゼリー)を使用します。
  • 検査室に入り、ベッドに横になります。
  • 医師が鼻から内視鏡を挿入し、検査を行います。
  • 検査終了後は、看護師から飲水・飲食の開始時間等の注意事項について説明します。
ご予約・お問い合わせ

人間ドックはすべて予約制です。
あらかじめお電話、FAX、又はネット、来院にてお申込みください。
オプション検査には受け入れ人数に限りがあるものがございます。

人間ドック予約受付

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