教育研究グループ支援(研究成果報告)
大田区立梅田小学校
研究テーマ
- 個別最適な学びと協働的な学びの授業づくり
研究期間:令和5年4月1日から令和6年3月25日まで
研究結果の概要
今年度は、今までの研究成果を活用しながら、授業改善を図るために、新学習指導要領に則って、「令和の日本型学校教育」を研究していくこととした。
「令和の日本型学校教育」の重要なキーワードとして、「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」がある。そこで、個別最適な学びと、協働的な学びの実現をテーマとして研究すすめることとした。今年度は、授業改善、授業設計を大きな狙いとして、児童が主体的に学習に取り組むためのファクター(要素)を探し、授業(単元)を開発することとした。
1学期は、講師を招き「個別最適な学びと、協働的な学び」についての基礎を学ぶとともに先進校の実践を集めるなどの先行研究を行った。この結果、「活動や進度自由度」、「魅力的な教材との出会い」「魅力的な目的(ゴール)の設定」などいくつかの重要な要素が浮かび上がってきた。
2学期からは、先行研究を生かした実践研究を各学年で行った。講師から、児童の主体的な学習を誘発するためには、「探求型学習」が重要であるという教えを受け、「生活科」や「総合的な学習の時間」での探求的な学習の単元開発を行い、実践を行った。どの学年の事前の授業を通して、単元及び授業の改善を図った。公開授業においては、主体的な活動を誘発するファクターやそのための教師の役割について、全教員で、議論を深めるとともに講師の指導を受け、それを改善授業に生かした。また、講師の講演から、情報活用能力育成の重要性や、そのステップなど多くのことを学び、日常の授業改善に生かすことができた。