公益社団法人 東京都教職員互助会

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校内研究・教師の学び調査グループ

国分寺市立第四小学校

研究テーマ

研究期間:令和5年4月1日から令和6年3月31日まで

研究結果の概要

研究の目的

東京都をはじめ、日本のほとんどの公立小学校では、校内研究(現職研修)が様々な形で行われている。私たちの調査グループでは、その差異に着目しながら、様々な学校における校内研究の実施状況や教員の学びの実態をより具体的に把握することを通して、教員の学びの充実のために必要な要素について検討することを目的とした。

研究の方法

所属する学校の校内研究の状況の共有、都道府県を越えた研究会等への参加(他の道府県等の教員との交流・意見交換)、校内研究以外の場での教師の学びの実態把握を行った。メンバー各自がそれぞれの立ち位置で、調査することに加え、文献調査も行った。その報告を対面、オンラインで複数回行い、調査内容を共有した。

研究結果の概要
  1. 校内研究における研究協議の方法
    ワークショップの導入、付箋やホワイトボードを使用した小グループでの話し合い、授業観察の視点の明確化など、協議の活性化のための工夫が見られる。
  2. 校内研究の「研究テーマ」の設定
    研究テーマを決める際、教員が納得できるプロセスを経ていたかどうかが、その後の研究へのモチベーションに影響を与えている可能性が示唆された。
  3. 次世代型校内研究
    校内研究の自由度を上げ、教員一人ひとりの学びへの意欲をかき立てるような取り組みを行うことで、校内研究の充実を図ろうとしている学校が存在した。
  4. 働き方改革との関わりと学びの時間の確保
    学びの時間の確保や教員の精神的余裕が学びの深まりに大きく影響している。短い時間で学べるOJTや参加の自由が認められている自主研修の取り組みが成功している例もある。

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