北野小体育研究グループ(仮称)
葛飾区立北野小学校
研究テーマ
- 一人一人が主体的に学び、共に伸びていく北野の体育
研究期間:令和5年4月1日より令和6年3月31日まで
研究結果の概要
本校児童の実態より、体育科学習の研究を通して、児童一人一人の主体性を高めたり、仲間と協力して問題解決する力を高めたりする力を養い、これらの児童の課題解決を目指していく。
令和4年度 ~仲間と協力して、個の力を高めていく体育科学習~について、学び合い、成果と課題をまとめた。さらに、今年度は、~チームの力を高めていく中で、一人一人が伸びていく体育科学習」とテーマを設定し、チームの課題を達成するために個々の力を高めていくことを目指して研究を進めた。
➀研究の進め方
領域・単元について
チームの力を高める領域・単元において、チームが勝てるようになることを目指して、チームの仲間と協力しながら行う学習についての研究 ※力…運動の技能だけではなく、「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つの資質・能力としての力
➁研究仮説
各学年の発達段階に応じた課題を一人一人が見付け、課題の解決に向けて仲間と協力して主体的に運動に取り組むための指導と評価の計画や手立てを工夫すれば、どの子も運動の楽しさや喜びを味わうことができるだろう。
➂研究の視点
- 一人一人が課題を見付け、解決に向けて運動に取り組むための指導と評価の計画
- 一人一人が主体的に学ぶための手立ての工夫
- 仲間と協力して伸びていくための手立ての工夫
➃日常的な取り組み
体育科の授業の充実とともに運動の日常化が重要である。
- コオーディネーショントレーニング
- 体育実技研修
- 体力・運動能力調査の活用
- 研究した領域・単元の日常化への取り組み
➄成果と課題
- 発達段階に応じたゲーム活動を実施したことで、児童自らルール作りをしたり、より楽しいゲームにしていくための工夫をしたりする児童が増えてきた。
- 「ほめほめタイム」など、仲間との交流時間を設定したことで友達の動きをよく見たり、称賛したりすることが増えてきた。
- 励ます言葉を集めたことで、前向きな言葉を使おうと意識する子供が増えた。
- 学習したことをもとに休み時間にも元気に外遊びをする児童が増えてきた。