公益社団法人東京都教職員互助会 三楽病院

部門

看護部Nurse

看護師クローズアップ

妊産婦、赤ちゃんに寄り添い
切れ目ないケアを提供

病棟主任

アドバンス助産師

餅田美香
Q1
産科紹介と仕事内容を教えてください

当院には現在、23名の助産師が従事しています。私が従事する病棟は、産婦人科を中心とした35床の混合病棟になります。固定チームナーシング制とプライマリーナーシング制を併用しています。妊娠から出産、育児、産褥ケア入院まですべての妊産婦、赤ちゃんに寄り添い、切れ目ないケアを提供できるよう日々邁進しています。病棟の特性から、内科、外科、整形外科等、様々な疾患の入院患者さんの看護も行っています。

Q2
助産師を目指した理由はありますか

看護師として勤務していた頃に、分娩間際の産婦さんに「助産師さん呼んできて、あなたじゃない...」と言われたことが、一番のきっかけになります。生命の誕生の場で産科看護の難しさを目の当たりにし、「知識、技術、態度を学び、妊産婦一人ひとりに向き合える助産師になり、母と子の命を守ろう。」と、一念発起し助産師を志しました。

Q3
助産師になるまでのキャリアを教えてください

1995年に看護師資格を取得後、都内総合病院の混合病棟に勤務。1997年に助産師資格を取得しました。その間、自身の出産・育児もあり、経験から多くの学びを得て、2008年不妊カウンセラー取得。兼任で高度生殖医療に従事しました。2013年に当院へ入職し、現在に至っております。

Q4
アドバンス助産師と助産師の違いはなんですか(助産師クリニカルラダーレベル3について)

アドバンス助産師の制度の始まりは2015年で、私は2016年にアドバンス助産師となりました。アドバンス助産師は、助産師として5年以上の実践経験を積んでいることが必須で、知識だけではなく五感をフル活動させて、ケアを実践できる助産師と認識しています。
5年ごとの更新制で、研修、実践経験を経て、試験に合格する必要があります。

Q5
三楽病院、助産師の新人教育について教えてください

新人教育は、厚生労働省の「新人看護職員研修ガイドライン」、日本看護協会「助産実践能力習熟段階」を基準に進めています。実地指導者を中心として、チーム全体でサポートする屋根瓦形式を取り入れています。
外来では、妊婦健診と助産師外来を併せて教育を行っています。全ての妊産婦に適切なアドバイスを行い、次回の健診までに心身共にセルフケアができるよう助言しています。そのため、外来では、経験豊富な助産師が幅広くサポートする体制を構築しています。

Q6
三楽病院の助産師のタイプは?どんな人があっていますか?

楽しい妊娠 楽な出産 気楽なスタッフ。三つの楽で三楽です。
母子二つの命を扱う仕事です。昼夜問わず働くハードワークでありますが、如何なる状況でも妊産婦に寄り添い、安心感を与え柔軟性がある人、責任を持ち判断しながら助産ケアを提供できる人、自分自身も信頼されるような人と考えています。

Q7
産科で働いている他職種との連携について教えてください

特に印象に残っているのは、分娩後の弛緩出血の産婦患者対応時の他職種連携でした。切迫した分娩棟に多くの他職種が応援に集まり、迅速な対応、処置を行う事ができました。この事象から、手術室や検査室、救急外来対応、防災センター各々の部署において、産科救急の事例検討が行われ、チーム医療の大切さを学習する機会になったと考えています。

Q8
助産師の勤務条件、待遇などにどの程度満足していますか

ワーキングマザーで常勤助産師として働いています。出産をきっかけに一度仕事を退職しました。
子育てが落ち着いたタイミングで近医クリニックへパート勤務し、育児も家事も両立できるようになってから常勤助産師として勤務に戻りました。 現在はワーク・ライフ・バランスが保てるような働き方ができている環境です。

Q9
現在の課題(現在の周産期医療、出産環境を踏まえて)

少子・高齢化は深刻な問題となっています。昨今では、長期化する新型コロナウイルスの影響で、妊産婦の心理的な負担が増加しています。職域や地域の医療ニーズに応えるためにも、当院においては、妊娠期~産後までのメンタルヘルスケアに力を入れ、サポート体制を更に整えていく必要があると考えます。

Q10
今後の目標

人生の一大イベントである分娩に立ち会うことが出来たら、感謝の一言です。母子に今後も寄り添い安心感を与えることと、様々な世代の女性に関わることを目標にします。不妊カウンセラーの資格も活かし、不妊に悩む女性が相談しやすい環境も構築していけたらと思います。

Q11
中途採用の方へ、メッセージをお願いします

2013年に三楽病院に入職し、8年目になります。入職して感じることは、困った時は上司へ相談し悩みは同僚に話せる、風通しの良い職場環境である事です。
福利厚生も充実しており、子育てをしながらでも働ける環境だと思います。命に関わる現場であるからこそ、立ち止まって人生観や看護観、日常では考えないことを一緒に考え、共に成長できたら嬉しく思います。

Q12
新卒採用の方へ、メッセージをお願いします

学生の皆さんにとっての就職活動は、分からないことが多く不安だと思います。自分で前向きに取り組んでいける職場かどうか考え、選ぶことが大事です。三楽病院は自分の言葉で話せる伝わる職場であると思っています。どんな環境でも負けない自分を持ち、挑戦したいと思っていただけばうれしいです。やりがいや居場所はかならず作れて花が咲きます。
共に従事ができた暁には、色んな花を咲かせましょう。

病棟主任

アドバンス助産師

餅田美香