公益社団法人 東京都教職員互助会

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トップページ > 各種事業 > ごじょ丸インタビュー 第2弾:積立年金事業について

ごじょ丸インタビュー

~医療互助だけじゃない!積立年金って何が良いの???~

互助事業公式キャラクター ごじょ丸 東京都教職員互助会が行っている事業「医療互助」は知っているけど、「積立年金」って何ですか?というお問合せを多くいただきます。
似たような事業や商品が多い中、教職員の実情を熟知したファイナンシャル・プランナーの平原さんに互助会の積立年金のおすすめポイントについて分かりやすく語っていただきました!

平原 直樹さん

平原 直樹さん(ブロードマインド株式会社)

ファイナンシャル・プランナー
生命保険協会認定FP(TLC)
IFA(証券外務員一種)
家族信託コーディネーター

2009年から東京都教職員の皆様への互助事業説明会や、各種マネーセミナーなどで講師を担当。公立学校共済組合の制度や教職員の福利厚生に精通し、大変分かりやすいと好評。最近では現役世代へ向けた資産形成や、高齢者へ向けた財産管理セミナー、終活セミナーなどを行っている。

そもそも積立年金ってどんな事業でござるか?

積立年金は、現職中に積み立てを行い、退職後に年金で受け取ることができる信託型の年金です。
…という説明をすると、若い方は「年金」なんてまだ関係ないと敬遠される方が多いのですが、実は互助会の積立年金こそおすすめです!それは「退職後」のためはもちろん、「現職中」にも活用できる制度だからです!

何がそんなにおすすめでござるか?

まずは「活用方法の自由度」です。
「年金」と聞くと、何十年も先の「退職後」のためのものというイメージがありますよね。そのため、「途中で引き出しができない」と思われる方が多いと思います。一般的な団体年金や個人年金はそういったものが多いですが、互助会の積立年金は、なんと毎月払い出しが可能です。(毎月20日締め、翌月20日払いとなります)そのうえ解約手数料もかかりません。つまり退職後のためだけでなく、住宅購入や子供の教育資金、車の購入や旅行など、自分の必要なタイミングで使うことができるのが大きな魅力です。月2,000円からと気軽にはじめられるので、少額からでも「必要な時に備えてお金を貯めたい」という先生方には、便利で安心な互助会の積立年金をおすすめします。

活用方法を教えてほしいでござる!

私が一番おすすめする活用方法は、「子どもの教育資金」です。
教育資金というと、まっさきに思い浮かべるのは、「学資保険」かもしれませんね。毎月決まった額の保険料を支払うことで、子どもの成長に合わせた進学資金に備える貯蓄型の保険のことです。実は、互助会の「積立年金」も、子どもの教育資金の準備に最適なのです。

その理由は、なんといっても柔軟性の高さです。学資保険は積立額の減額はできても増額が出来ない、お金が支払われるタイミングが決まっている、等の決まりごとがありますが、互助会の積立年金は、毎月の給与から控除されるため確実に積み立てを続けながら、その時の状況に応じて、減額・増額が自由にできます。(毎年2月に積立口数の変更申込が可能。7月控除分から変更となります)
私立・公立どちらを選ぶか、習い事や塾はどうするか等、未確定なことが多い子どもの将来のための頼りになる相棒のような存在だと言えます。
必要な時に一部解約をして引き出せばいいので、子どもが中学校・高校・大学に入るタイミングで学資保険の代用として活用できる他、教育資金の必要がなくなれば、ご自身の老後資金や住宅購入に充てることも可能です。子育て中の方々だけでなく、多くの皆さまにオールラウンドに活用していただきたいと思います。

解約手数料もかからないのでござるな!配当率の高さとは?

さらに「配当率の高さ」もポイントです。大手銀行の普通預金の金利は0.001%、定期預金の金利が0.002%と非常に低いです。それに比べて互助会の積立年金は0.8%と非常に高い配当率です。(金利・配当率は、令和5年3月時点のものです。)例えば毎月1万円を30年間積み立てた場合の受け取り金額の違いを見てみましょう。

積立元本=360万円(1万円×12ヶ月×30年)

※30年間同じ金利で運用できた場合の推移であり、将来の配当を約束するものではありません。
※積立年金は、元本を保証するものではありません。

積立総額(税引前) 利息(税引前)
普通預金(0.001%) ¥3,600,539 ¥539
定期預金(0.002%) ¥3,601,077 ¥1,077
積立年金(0.8%) ¥4,067,212 ¥467,212

普通預金との差額 30年でなんと約46万円!!

毎月同じ金額を積み立てても、金利が違うとその分受け取り総額は大きく変わります。他の団体年金や個人年金などでは、高い配当率を謳っていても、事務手数料や解約手数料などの様々な手数料があり、「思っていたよりも増えていない」という声も多く聞きます。互助会の積立年金は事務手数料も解約手数料もかからないので、将来の受け取り金額が分かりやすい点も良いですね。また、ご退職前後の説明会で互助会職員の方に年金の受け取り方などの相談ができるのも魅力的です。

他の金融商品も気になるでござる!アドバイスほしいでござる!

NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を利用して気軽に資産運用を始めることができるようになりました。それぞれの特徴をしっかりと理解して、自分にあった金融商品を選択することが大切です。
どれかひとつの金融商品に絞る必要もないので、例えば月々の積み立てのうち安全に運用したい部分は積立年金へ、積極的に運用したい部分はNISAやiDeCoで積み立てるといった併用もおすすめです。

最後に、教職員の皆さまにアドバイスを頼むでござる

結婚資金や子供の教育費、住宅購入費やリフォーム、退職後の生活など、大きなお金がかかるタイミングはたくさんあります。いつどんなお金がかかるのか、ご自身のライフプランを検討し、いつまでにいくら必要なのかを把握しておくことで、万全の準備をすることができます。
教職員の皆さまには様々な福利厚生制度があり、「たくさんあってどれを選んだらよいのかよく分からない!」という声をよくいただきます。利用できるものは最大限活用していただくために、毎月互助会の会議室で無料マネー相談室を開催しています。教職員の事情に詳しいファイナンシャル・プランナーにぜひご相談ください。

東京都教職員互助会では、教職員の制度を熟知したファイナンシャル・プランナーと個別で相談ができる「マネー相談室」を毎月開設しているでござる。

お金に関する悩みを幅広く受け付けているので、ぜひ活用してほしいでござる!

マネー相談室
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