教育研究グループ支援(研究成果報告)
ひまわり
代表者 福田 晴一
校長 菊池 貞和
学校名 豊島区立朝日小学校
研究テーマ
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確かな学力を身に付け、ねばり強く学ぶ子どもの育成
~解決できた喜び、学び合う楽しさを引き出す指導の工夫(算数科)~
研究期間:平成22年4月1日 から 平成24年3月31日まで
研究結果の概要
研究の成果と今後の課題
【1】能動的な学習態度を育てる学習過程の工夫・児童を受動から能動へと高める導入の工夫
【成果】
- 問題解決的な学習の進め方が定着してきたことにより、児童の思考力・表現力を高めるために、重点化して取り組む必要がある活動が明らかになった。
- スモールステップでの導入により、問題を解決するために必要な既習事項に十分ふれさせることができ、児童が能動的に問題に働きかける姿につながった。また、ICTの活用により、児童が視覚的に問題をとらえることができ、児童が問題を十分把握し、解決に結び付くなど、効果があった。
【課題】
- 「3過程6つの学習活動」での学習の進め方について、単元の特性やねらいに即して重点化を図り、効率的な学習活動を工夫していく。
- 児童が考えたくなるような問題の開発に取り組み、ICTの活用をはじめ、効果的な問題提示をさらに工夫していく。
【2】かかわり合いながら学びを深める説明する活動の充実
【成果】
- 友達の書いた図や式から、それぞれの考えを読み取る活動や友達の考えの続きを組み立て説明する活動を繰り返し行うことによって、他の考えを正確に理解し、自分の考えと比較しようとする態度が身に付いた。
- 全体で検討する前に、ペアやグループで互いの考えを伝え合うことで、自分の考えを確かめたり修正したりする姿がみられた。また、さらに検討したいことを見出し、全体での話し合いを深めていくことに結び付いた。
【課題】
- 児童が自分の考えを伝えるための基本となる、図や式、言葉等で「書く」活動をさらに充実させ、表現力を伸ばしていく。
- 全体での話し合いがさらに深まるよう、視点を生かしたペアやグループでの話し合いの方法について工夫していく。