公益社団法人 東京都教職員互助会

文字サイズ変更
トップページ > 教育振興事業 > 令和4年度 助成グループ 研究テーマ > 多摩市立 東寺方小学校

教育研究グループ支援(研究成果報告)

多摩市立 東寺方小学校

研究テーマ

研究期間:令和4年4月1日から令和5年3月31日まで

研究結果の概要

1 実施目的

今年度の研究を通して、「自ら進んで考え、表現する児童の育成」を目指す。算数に教科を絞り込み、「主体的な学びを引き出すための指導の工夫」を視点として研究授業を行うなかで、児童の意欲を引き出すことを目的に研究に取り組んだ。

2 活動内容
  1. 目的:研究主題「自ら進んで考え、表現する児童の育成」
  2. 対象者:多摩市立東寺方小学校 全児童(名)
  3. 教科:算数
  4. 活動の期間:2022.4-2023.3
  5. 活動の特色

「授業改善」「もの・環境の校内改善」「協働的な組織作り」の3つの視点から具体的に改善に取り組んだ。教師の算数の指導への理解が深まり、指導の手だてが充実することを目指してきた。また、それを支える校内の環境がより良いものに変わるとともに、相互に教え合い学び合える学校組織を目指してきた。それにより日々の授業が変わり、「児童の課題」が克服され、自ら進んで考え、表現する児童を育成することを目指し、実践的に研究を深めた。

3 成果
教員の授業改善に関して

年間を通して10回の校内研修や4回の研究授業を行ってきたことで、算数の内容や指導に関する知識が積み重なってきた。また、実践経験豊富な講師の先生方より各単元の内容や授業の流れに即した「主体的」をテーマにした具体的な手だてを学び、日々の授業に生かすことができた。

もの・環境の校内改善に関して

助成金や校内予算を計画的、効果的に活用したことで様々な物品が整った。校内に不足していたドリルや指導書、蛍光チョーク、作図教具などの各教材を充実させることができた。また、ロイロノートやクラウドを活用して、算数に関する電子データの充実と整理を行い、指導環境が整った。

協働的な組織作りに関して

指導案や協議会の進め方を見直したことで、昨年度よりも研究授業の開催に向けて分科会で協力し合い、意見を交わし合う姿が見られるようになった。日常的に互いの授業を見合うようになった。東京ベーシック・ドリルの診断シートの結果を分析することで、児童の学力の変容を把握できた。

このページのトップへ