公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

大田区立梅田小学校

研究テーマ

研究期間:令和6年4月1日から令和7年3月31日まで

研究結果の概要

「令和の日本型学校教育」の実現を目指した研究に取り組んだ。「令和の日本型学校教育」を考えたとき、重要になってくるのが、「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」である。

私たちは、その学びを実現するために、単元内自由進度学習に取り組むことにした。単元内自由進度学習とは、全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びを実現する一つの効果的な学びのスタイルだと考えたからである。

そこで、今年度は、昨年度まで研究してきた「個別最適な学びと協働的な学びの授業づくり」のテーマは継続しつつ、昨年度いくつかの授業を実施した生活科や総合的な学習の時間以外の教科における実践に挑戦したいと考えた。

これまでの一斉指導型授業から脱出し、児童が自ら学び続ける児童が育成できるような授業開発に取り組むことを大きな目標とした。

1学期は、先進校での実践資料を集め、先行研究を行った。その中で、いくつかの学習ステップや教師の手立てなどの実践事例を集約し、2学期以降の検証授業の参考とした。

2学期から以下の学年・教科で検証授業を行った。

各学年の授業実践から、児童に「見通す力」「実行する力」「振り返る力」を付けさせることが重要だとわかり、そのステップで授業設計をし、環境を整えるようにしていった。

また、教師の役割も「伴走者としての役割」や「児童の現状を見取り適切に支援する役割」が求められることも明らかとなった。また、児童が主体的に学び続けるためには、学習環境が重要な要素となることも明らかとなった。

次年度以降もさらに研究を進めていきたいと考える。

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