教育研究グループ支援(研究成果報告)
青梅市立第四小学校
研究テーマ
- 自己決定へのアプローチ
研究期間:令和6年4月1日から令和7年3月31日まで
研究結果の概要
1 研究主題 自己決定へのアプローチ
2 研究主題設定の理由
図画工作科の授業では、児童が素材や環境に関わりながら自分のいいと思う色や形、興味を持つことに出会い、表現していくようになる。発達段階に応じて材料や道具の経験を積み重ね、高学年では自分がつくりたいテーマを決め、それに合わせた表現方法や材料を自分で選択し、自分を表現する姿が、シトラスが目指す児童像である。つくりたいイメージをもち、児童が主体的に表現していくにはどんな手立てが必要なのか。自己決定するためのアプローチを日々の授業実践を検証しながら研究を進めることにした。
3 研究の視点
シトラスの会では自己決定を「児童がつくりたいテーマや方法、材料を選択すること」と捉えた。また、児童が自ら選択できるように教師が考えた手立てを「アプローチ」と捉える。全学年までに学んできた知識や技能、経験を生かして児童一人一人が選択して表現していくには、どのような環境設定でどのような発問が有効なのか。題材の中で児童が自己決定する場面をどこに設定したか。児童が主体的に選択して活動することができるのかの条件を明確にしていくことで、児童が自分らしい表現や活動ができる授業づくりができると考える。
4 研究の仮設
児童に考えさせたいことを明確にし、児童が自己決定する場面を多く設定することで、自分の選択が増え、主体的に表現していく児童を育成できるであろう。
5 実証授業
6 振り返り(成果と課題)
- 各々の図工室を訪れることで、その人らしさが図工室から伝わってきた。その人ならではの図工っていいな、素敵だなと感じた。
- 展覧会を実際に見て意見をもらう機会があまりなかったので、肯定的な意見も、課題に関する意見ももらえて学びになった。
- 題材紹介になってしまい、そこからもっと発展していきたいと思うことがあった。
- 各学校のメンバーの取り組みを学んで終わりではなく、自校の児童や環境の実態に合わせて実践することが必要である。