教育研究グループ支援(研究成果報告)
八王子市立柏木小学校
研究テーマ
- 言語障害児の臨床に求められる知識・技術の整理並びに他教員への情報提供
研究期間:令和6年4月1日から令和7年3月31日まで
研究結果の概要
1.目的
言語障害児の臨床に求められる知識・技術の整理並びに他教員への情報提供
2.内容
1)グループ代表者による講義形式の研修
以下のテーマの研修を行った(各60分程度)。オンデマンドにて近隣の施設から数名の参加者があった。
- 認知心理学―知識
- 認知心理学―思考
- 認知心理学―意思決定
- 認知心理学―潜在認知
- 統計学の基礎
- 心理測定法の基礎
- 心理検査法の基礎
- 学習理論の基礎
2)吃音児の症例報告会
吃音評価の枠組み(4側面)を3例のケースを取り上げた。ケース会をそれぞれ4、5回行い、最後に報告会を行った(各30分程度)。
3)検査法演習
以下の検査の実習形式の研修を行った(各90分程度)。近隣の施設から数名の参加者があった。
- 質問―応答関係検査
- 構文検査
- RCPMなど
3.成果
言語障害児の評価・指導の基礎となる認知心理学・統計学についての知識を身につけることができた。評価の枠組みに従って、ケースの情報をまとめ、またそれを報告することができた。具体的な検査の練習を行うことができた。
※研究の過程で整理された、構音の評価の枠組み、吃音の評価の枠組みについてのみ別紙にて報告する。