公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

荒川区立赤土小学校

研究テーマ

研究期間:令和5年4月1日から令和6年3月31日まで

研究結果の概要

1 実施目的

東京都算数教育研究会の研究主題は、「数学的に考える資質・能力を育てる指導と評価の在り方」とし、過去20年以上にわたり、「数学的な考え方」や「数学的な思考力・判断力・表現力」の育成に焦点を当ててその指導と評価について研究に取り組み、成果を上げてきた。 授業研究委員会でも、3つの資質・能力のうち、「思考力、判断力、表現力」に重点を置き、研究主題を「数学的な思考力、判断力、表現力を育てる授業」とし、東京都算数教育研究会の主題に迫る実践研究及び研究成果の発表に取り組んだ。

2 活動内容

2023年度は、年間6回の公開研究授業を行った。事前に定期合同研修会や指導案検討を行い研究を深めるとともに、研究授業、協議会や講師の先生による指導を通して、実践の中でより良い指導を目指してきた。

2024年度は、研修会を定期的に開催し、昨年度の研究授業の記録や成果をもとに、研究を振り返り、その成果をまとめ資料作成し分析するとともに発表を行った。

【基礎研究】
【第106回 全国算数・数学教育研究 大阪大会における発表】

2024年7月30日から8月2日

・作成した指導案・プロトコル・発表資料・スライド資料をもとに発表

3 成果
【研究対象の実践授業の概要】

学年:第3学年
単元:「あまりのあるわり算」
本時のねらい:日常生活の具体的な場面と関連付けながら、「あまり」について考え、図や式などに表しながら、その意味を考えることができる。

展開の特色と成果

本時では、児童が日常生活と結び付けて「あまり」について考えられるよう、14個のドーナツを4人で分けるという課題を扱った。つまり、包含除ではなく、等分除からの導入である。 児童は、あまった2個について解釈し合う中で、日常生活ではさらに細かくして分けることもあることを考えた。その中で、子供たちが、自身の経験に基づいて、 「① 分けられるものと分けられないもの」「② どのような数だと分けられるか」について考えられた。

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