教育研究グループ支援(研究成果報告)
杉並区立天沼中学校
研究テーマ
- 存在の建設につながる道徳科の授業を通した道徳教育の指導方法
研究期間:令和6年5月12日から令和7年3月8日まで
研究結果の概要
1.ねらい
子どもたちの心に向き合い、その心にどう語りかけていくか、日頃の実践の悩みや課題を共有し、その解決に向けて読み物資料を生かした道徳の授業づくりを中心とした共に学び合う勉強会。
2.活動内容・講師
- (1)各回で適切な読み物教材を選定し、参加者で授業づくりを検討する。
- (2)次回の勉強会までに検討した授業づくりに基づく授業実践に取り組む。
- (3)前回の読み物資料に基づく授業実践の報告を行う。
- (4)実践事例を持ち寄り、情報交換、課題共有、課題解決を図る。
講師
- 横山道徳教育研究所所長 横山 利弘 先生(関西学院大学名誉教授・元文部省調査官)
- 澤田 浩一 先生(國學院大學文学部教授・元文部科学省調査官)
3.日程・内容
時間:14:00〜17:00(第4回を除く)
場所:杉並区立天沼中学校(第4回を除く)/オンラインとの並行開催
第1回 5月12日(日)横山利弘先生を囲む道徳教育東京勉強会
- 教材「闇の中の炎」についての授業づくり
- 内容項目「遵法精神,公徳心」
第2回 7月13日(土)横山利弘先生を囲む道徳教育東京勉強会
- 教材「銀色のシャープペンシル」についての授業づくり
- 内容項目「よりよく生きる喜び」
第3回 9月14日(土)横山利弘先生を囲む道徳教育東京勉強会
- 教材「ぶれない心」についての授業づくり
- 内容項目「向上心,個性の伸長」
第4回 11月18日(土)横山利弘先生を囲む道徳教育東京勉強会共催
第6回横山道徳教育研究所オープンセミナー東京
- 時間 13:30~16:30
- 会場:日本教育会館・オンライン並行開催
- 教材「キミばあちゃんの椿」についての授業づくり
- 内容項目「生命の尊さ」
- 講演「もちまえとつながり~道徳教育における「主体的・対話的で深い学び」とは」
第5回 2月8日(土)横山利弘先生を囲む道徳教育東京勉強会
- 教材「千年先のふるさとへ」についての授業づくり
- 内容項目「郷土の伝統と文化の尊重,郷土を愛する態度」
第6回 3月8日(土)横山利弘先生を囲む道徳教育東京勉強会
- 共催「ロレンゾの友達」についての授業づくり
- 内容項目「友情,信頼」
その他特記事項
オンラインとの並行開催を続けたことで、東京都に限らず広い地域の先生方の参加が得られ、貴重の情報交換が行われ、道徳の授業作りについての指導力向上に寄与することができた。特に第4回(第6回横山道徳研究所オープンセミナー)は、横山先生が東京にお越しいただけたことも大きいが、オンラインを含めた参加者は100人を超え、12都県を越える教員の参加があった。