公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第11回ふれあい感謝状21

台東区立大正幼稚園

活動報告本園のある東京都台東区は、浅草、上野などの観光地を抱え、下町情緒あふれる街並みや、古くからの伝統行事を大切にする人情味あふれる地域である。各校園では地域と密着した関わりを大切にしながら保育・教育活動を進めている。台東区の教育施策の柱の一つに「地域や国を担う高いこころざし」という項目があり、地域の施設や行事、人材を教育活動に活用し、豊かな体験を得られるよう、各校園の教育課程の編成において、その等色を生かして工夫をするよう示している。このことを踏まえて、本園でも様々な人とのかかわりを重視する「ふれあい活動」の取り組みを、様々な形で継続して実施している。

活動報告その一つに「昔のお正月を楽しむ会」がある。地域の方々の協力で、併設の小学校の一角にある古民家を再現した資料コーナーで20年ほど前から継続して実施している活動である。毎年4歳児が参加し、その際に保護者の参観も実施している。ちいさな茶の間を再現した部屋で火鉢を囲み、焼いた餅を頂き、その後はあぶり出しも教えて頂く。近年は家庭でもなかなか経験しなくなった活動のため、感動的な経験になるようだ。「昔は、電池のおもちゃなんか無かったから、作ったもので遊んだんだぞ。」と、糸電話や巻紙で作ったおもちゃを作って頂き、遊んだ。参観は、幼稚園で行っていることを実際に保護者の方に見てもらうことで、文化の継承に対する意識を高めたり地域の方々に親しみをもったりする機会に、と位置付けている。

幼児の生活は、幼稚園・家庭・地域社会が連続し、互いに関連し合いながら営まれている。園で行う活動は出来るだけ丁寧に地域・家庭に発信し、それを地域・家庭での生活に生かしてもらえるようにすることが大事である。この他にも様々な触れ合い活動を実施しているが、どれも長年継続しているものである。新しい時代の流れを踏まえ、毎年検討し精査していくようにしている。

活動報告

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