公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第11回ふれあい感謝状21

都立青峰学園 パソコン部

都立青峰学園
パソコン部顧問 細川信之

活動報告本校は、知的障害教育部門高等部就業技術科と、肢体不自由教育部門小学部・中学部・高等部からなる特別支援学校です。

情報の授業では、ワープロソフト・表計算ソフト・デザイン及びプレゼンテーションソフトの操作、技術の向上を目指しています。検定試験にも多くの生徒が挑戦しています。パソコン室には1級合格者の氏名を記した木札を、本人了解のもと掲示しており、まるで武道の道場のような光景です。

活動報告パソコン部には、13名の生徒が所属しています。昨年度、日本語ワープロ検定で1級合格者が4名、情報処理技能検定で4名が合格し、全国パソコン技能競技大会に知的障害特別支援学校として初めて参加することができました。今年度もパソコン部から1級合格者が4名輩出され、2年連続で参加することができました。
大会当日はこれまで味わったことのないような緊張感に襲われます。他校のレベルの高さに驚き、圧倒されました。「悔しさをバネにしてより高いレベルに挑戦したい。」「大変なことだけど、難しいことに挑戦するのは楽しい。」という声が大会後に聞かれました。学校に戻り、生徒たちは、運動や勉強、学級活動等、パソコン以外の場面でも積極的になっていきました。自信がついて、みるみる変わっていく生徒たちを見ることが出来ました。

活動報告成功体験の少なさから自己肯定感が低い生徒たちが多くいます。「やればできる」という自信を付けることができたと思います。これを礎に生徒たちがさまざまなことにチャレンジし、そして社会の一員として活躍し、社会に貢献する人材に育つことを願っています。

また、保護者からも多くの反響がありました。面倒がったり、早起きが苦手だったり、自分なんて…と消極的だった我が子が変わっていく姿に驚き、感心し、協力や応援をしてくれることが、生徒達の成長に反映していきます。
「検定受験、合格や大会出場は、色々な人のおかげで実現したのだと思います。とても感謝しています。」 全国大会出場後に書いた生徒の作文に成長の一端を感じました。

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