公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第13回ふれあい感謝状21

江東区立深川第五中学校 校長 山本昭比古

本校の教育目標は「We are Pioneers」である。パイオニアは校歌のフレーズになっており、また、本校のボランティア活動の名称にもなっている。
本校は昨年度65周年を祝い、2020年東京オリンピック・パラリンピックの年に70周年を迎える。東京ベイエリアの豊洲を学区域にもち、新しい街づくりが進められている。住民のほとんどが他地域からの転居でやや人間関係の希薄な傾向がある。そこで、生徒の健全育成のために、学校、PTA、地域が一緒になって長年、ボランティア活動や地域貢献活動に取り組んでいる。
具体的には、年間を通じて、(1)幼稚園、小学校の計4校園の運動会やイベントのお手伝い、(2)学童クラブの幼児らと地域の清掃活動、(3)豊洲町会の防災訓練や夏祭りのサポート、(4)高齢者とのスポーツ交流、(5)生徒、教職員、家庭、地域と一体となった全校人文字大作戦や合唱祭などに取り組んでいる。
様々な人々との体験的、継続的な交流活動で、生徒たちは「幼稚園や小学校の運動会のお手伝いをした。大変だったが、自分の卒業した園や小学校の先生から声をかけてもらったり、後輩の園児や児童に触れあったり、とてもいい思い出になった」「一人ではゴミ拾いはなかなかできないが、みんなと一緒にやるとたのしい」「地域の方々から感謝の声をかけていただいてうれしかった」「小さい子やお年寄りの方と触れ合うと何だか心があたたかくなる」などの感想があった。
また、ボランティア活動への積極的な参加を促す手立てとして、(1)生徒会による新入生へのパイオニア活動の説明会、(2)「ボランティアカード」(ブロンズ、シルバー、ゴールドの三種)の作成と3年間の最優良生徒の発表と表彰などを行っている。
これらの活動の成果として、(1)生徒の自己有用感や自己肯定感が高まった、(2)幼児、児童、高齢者、家庭や地域など様々な方と一緒に活動することでよりよい人間関係や協力関係が深まった、(3)生徒自身が企画運営することが生徒の自信につながりパイオニア活動をより一層誇れる伝統になった、などがあげられる。

活動報告

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