公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第14回ふれあい感謝状21

江東区立第五砂町幼稚園 園長 渡部 佳代子

本園では、様々な人との関わりを楽しみ、幼児の経験を広げる機会となるよう、毎年夏休み前に、地域の方を講師として「盆踊りの会」と「夏祭り」を行っている。
「盆踊りの会」では、初めのうちは、踊りながら円になって進むことが難しい姿も見られるが、講師の踊り方を見ながら真似をしたり、足の運び方がわかってきたりすると、曲に合わせて体を動かすことが楽しくなり、「もっと踊ってみたい」という気持ちをもつようになる。その後の遊びの中でも自分たちから盆踊りを始め、繰り返し楽しむようになっている。

「夏祭り」には、和太鼓の演奏を聴く「太鼓の会」にも来ていただいている地域の方々に和太鼓を叩いてより盆踊りの雰囲気を高めていただいている。子どもたちは、保護者や地域の方々と盆踊りを踊ることを楽しみながら、太鼓の音の響きに驚いたり興味をもったりし、迫力のある和太鼓の演奏への関心も高めている。
また、こどもたちに教えていただいた曲を、地域の夏祭りでもかけていただくことで、親子で地域の行事に参加し、地域との関わりをもつことにもつながっている。
事前に園と地域の方とで入念な打ち合わせを行い、活動のねらいを共有したり幼児の実態に即した内容にしたりすることで、幼児が楽しみながら日本の伝統文化や地域への関心を高めている。さらに、継続して行っていることで、地域の方々からも幼児との交流を楽しみにしていただくとともに、園生活の中での幼児の様子や成長を理解していただくことや地域の中で子どもたちを見守ろうとする気持ちをもっていただくこができ、地域との連携も深まっている。

このような活動を通して幼児期から地域や行事に親しむことで、自分の住んでいる地域への関心を高め、地域の中で力発揮できるように成長してほしいという願いをもって活動を継続している。

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