ふれあい感謝状21受賞者 活動報告
町田市立金井中学校 校長 仙北屋 正樹
本校は、「地域と連携した地域の中学校を目指して」をスローガンとして、積極的に地域の力を登用して3年間を見通したキャリア教育を展開しています。「まちかど子どもギャラリー」もこの活動の一環として行われているものです。
この活動は、身近な地域にある事業所や商店を「まちかど美術館」として協力していただき、小学生や中学生が自由な発想で表現した美術作品を飾り、広く地域の方々に鑑賞していただいて、地域に居住する子どもたちをみんなで育成していこうという主旨で行われています。それと同時に、作品を見て回ってもらうことで地域を活性化していこうということも目的の一つとしています。
活動をスタートした当初は金井中学校だけで行っていましたが、地域の評判がよく近隣の小中学校からも参加したいという申し込みがあり、今では6校合同で行う大イベントになりました。この原動力となったのが、町田市が独自に組織している学校支援地域ボランティア(VC)の皆さんです。各学校にいらっしゃるこの方々は地域のみなさんで、様々な学校活動に協力してくれています。開催時期になると、各学校の児童・生徒作品を集めてVCのみなさんがお店ごとに作品を掲示できるように制作してくれます。これをお店に持っていき掲示をお願いします。イベント期間は、作品展示案内地図を片手に保護者・地域のみなさんがお店を回ってくれます。その際に、訪れてくれた人は商品などを購入してくれるようで、お店からもお礼のメッセージをいただくこともあります。児童・生徒も作品が飾られることに誇りを感じているようで、年々イベントへの関心も高まっています。13年続いているこの活動を学校とVCの皆さんで協力して続けていき、将来は町田市全体で実施できることを目標に頑張っていきたいと考えています。