ふれあい感謝状21受賞者 活動報告
八王子市立第三小学校 校長 大宝院 清孝
本校の放課後子ども教室は、地域の第三地区スポーツクラブの皆様が運営主体となって、子どもたちの安心安全な居場所づくりをしていただいています。平成23年11月から放課後子ども教室を開始し、今年で13年目を迎えます。これは、八王子市教育委員会の「地域の子どもは地域で育てる」方針を体現する取組となっています。
日々の放課後子ども教室の内容は、①校庭・中庭での自由遊び(雨天時は体育館での自由遊び)②自習教室での自主学習見守り③週1回の囲碁教室④月2回のサタデースクールです。特に子どもたちは、毎日の友達との「自由遊び」を心から楽しみにしています。毎日、思いっきり体を動かして遊んだり、放課後子ども教室の皆さんとおしゃべりしたりするなど、本当に貴重なかかわりをしていただいています。長期休業中も、朝から夕方まで一日開放していただいています。
土曜日に行うサタデースクールでは、上記の①を実施しながら、次のような様々な体験活動を企画してくださっています。障碍者スポーツに親しむボッチャゲーム。空気砲遊びなど科学実験的な活動。エコクラフトのミニかご造りなどの工作教室。書初め書道教室や藍染めなどの伝統文化に触れる活動などです。学校外での体験的で多様な学びの場となっています。
そして令和6年5月からは、朝の放課後子ども教室「あさViva」を実施してくださっています。毎日100名を超える児童が始業前に校庭や中庭で精いっぱい遊び、満足してから教室へ入っていき、学校生活を気持ちよくスタートできています。
この他にも、第三地区スポーツクラブは、子どもたちの健全育成に多大な貢献をいただいています。夏休み終わりの納涼大会(20年以上)は校庭・体育館をお祭り会場にして、子どもたちの楽しい思い出作りをしてくださったり、10月の第三地区スポーツクラブ大運動会では、必ず子ども主役の競技種目をいくつも入れていただいたりして、地域の大人がみんなで地域の子どもを育てる機運を高めてくださっています。この「子どもたちのために」というあたたかくも熱い想いが、これからも末永く続いていくことを、強く強く願っています。


