ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

井口小&井口フレンド「ウクレレパラダイス」(三鷹市立井口小学校)
執筆 三鷹市立井口小学校 主任教諭 植場 鉄平
本活動は、三鷹市社会福祉協議会及び地域の高齢者福祉施設・デイサービスと連携し、児童がウクレレで文部省唱歌を弾き語りながら訪問演奏を行い、音楽を通じて地域高齢者とふれあい、世代間交流を深めることを目的とした地域貢献活動である。演奏後には必ず高齢者と児童との対話や交流の時間を設けており、音楽が心の距離を縮める力を実感できる内容になっている。懐かしい唱歌に耳を傾け、子どもたちの演奏に自然と微笑みがこぼれるそのひとときは、単なる慰問にとどまらない深いつながりを生んでいる。
この活動が一過性の行事に終わらず、年間を通じて持続的に展開できている理由の一つが、学校内での全体公募と、放課後の児童の居場所である「井口フレンド」との密な連携である。「井口フレンド」は、単に児童を放課後預かる場所ではなく、地域とのつながりを重視した実体験の場として機能している。子どもたちの中には「次は○○さんにも聴いてもらいたい」「こんな曲を演奏したい」など、自らアイデアを出す姿も見られるようになった。こうした子どもたちの言葉も、活動を支える言動力となっており、単なる「地域訪問」ではなく、「地域と共につくる活動」へと成熟してきている。
また、ウクレレ製作、ハワイの小学校との国際交流といった活動を通して、子どもたちは創造性、語学、文化理解といった多様な学びを実体験として得ている。
このように、本活動は、音楽・福祉・ものづくり・国際交流・地域連携といった複数の教育要素を内包しながら、子どもたちの自発性・社会参画意識・自己肯定感を育てる教育的価値の高い取り組みである。特に「井口フレンド」との連携により、子どもたちの心と体験が地域社会としっかりと結びついている。今後もこの活動を通して、子どもたちが自分らしく輝きながら成長し、地域に根ざした優しいまなざしをもつ市民として育っていくことを期待している。
















