公益社団法人 東京都教職員互助会

文字サイズ変更
トップページ > 教育振興事業 > 平成24年度 助成グループ 研究テーマ > 梅一言語力委員会 > 研究成果報告詳細

教育研究グループ支援(研究成果報告) 詳細

梅一言語力委員会

はじめに

校長 水越俊行

本校では本年度、「豊かに感じ、考え、表現できる児童の育成 」をテーマに研究を進めて参りました。学力低下が叫ばれる中、学校では今まで以上に基礎・基本の徹底が求められています。また、平成23年度から完全実施された学習指導要領では「生きる力の継承」「基礎的・基本的な知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の重視」等が重視されています。

そんな中、本年度は、特に基礎・基本が重要だと考えられる国語の授業を中心に「表現」に焦点を絞り研究を行うこととしました。

研究を進めるにあたっては、子どもたちの実態に沿った研究でありたいとの思いから、授業研究を中心に研究を進めることとしました。

研究授業を行い、研究を進める中で、「豊かに感じ、考えるとは?」「表現するとは?」等々を常に問いかけながら1年間研究を進めて参りました。

各分科会での教材分析をはじめ、教材の開発や指導の手だての工夫、指導案の検討など、限られた時間を有効に使い、連日のように意欲と情熱を持って研究に取り組む本校の先生方の姿勢には頭の下がる思いです。まさに、「教師は授業で勝負する」という姿勢を再確認することができました。

また、本年度は研究を進める中で、表現する方法の一つとして「俳句づくり」にも取り組んでまいりました。児童は、俳句づくりを通して、日頃何気なく見過ごしている自然や生活の様子にも目を向けるようになってきました。また、五七五という17音で自分の考えや感じたことを表すことで、言葉一つ一つの大切さに気づくことができました。

児童が楽しみながら俳句づくりに取り組み「一茶祭り」や「深川発祥」等のコンクールへで多くの入選を出したことは喜ばしい限りです。

この1年間、研究を進める中で多くの成果を上げることができました。しかし、未だ課題も多く残されています。

今後は本年度の研究で明らかになった成果を日常の授業や生活の中で生かすとともに、研究の中で明らかになってきた課題を整理・分析し、研究を深めて行きたいと考えております。今後とも、ご指導・ご助言をよろしくお願いいたします。

終わりになりましたが、ご多忙にもかかわらず1年間を通して、指導講師として数々の具体的な事例をもとに、ご指導・ご助言を賜りました、明治大学講師 前島 正俊先生、俳句の指導方法についてご指導いただいた 足立区立上沼田小学校 土田明人先生に深く感謝申し上げます。

学習指導案

児童の意識調査の結果

設問1 国語の勉強は好きですか。

研究成果報告

設問2 丁寧な言葉を使って話すように気をつけていますか。

研究成果報告

設問3 自分の考えが伝わるように文章の順番を考えて読み取ろうとしていますか。

研究成果報告

設問4 登場人物の気持ちや、場面の様子を考えて読み取ろうとしている。

研究成果報告

設問5 「俳句、短歌、百人一首」のような昔の作品を読みたいと思いますか。

研究成果報告

設問6 今まで習った漢字を、文や文章の中で使おうとしていますか。

研究成果報告

設問7 用紙やますの大きさに合わせて、文字を並べて書いていますか。

研究成果報告

設問8 自分で文字を読むのを楽しいと思いますか。

研究成果報告

このページのトップへ