教育研究グループ支援(研究成果報告)
東村山市立小学校 校長会研究
研究テーマ
- 新学習指導要領全面実施に向けた校長のリーダーシップ
研究期間:平成30年4月1日 から 平成31年3月31日まで
研究結果の概要
1 研究内容
- カリキュラム・マネジメントの実施に向けた校長のリーダーシップ
- 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた校長のリーダーシップ
2 研究方法
カリキュラム・マネジメントの実施と主体的・対話的で深い学びの実現に向けた校長のリーダーシップについて各学校の研究・実践・取組を通して深める。
3 第1分科会の研究の概要
カリキュラム・マネジメントとは、各学校が、学校の教育目標をよりよく達成するために、カリュキュラムを創り、実行し、評価・改善する取組である。カリキュラムを主たる手段として、教育目標を達成していくマネジメント手法であり、教育課程に基づき組織的かつ計画的に各学校の教育活動の質を高めていく手法である。また、その前提として、児童や学校、地域の実態を把握することが必要とされていることから、校外組織との連携も含めた展開を考えていかなければならない。特に学校では、年間を通して複数の行事が行われるため、行事に関わるPDCAを確実に行い、学校行事をつなげていくことが重要である。一つの学校行事の成果を、次の行事に生かしていくことで、児童に育成する資質・能力の向上が図られる。
4 第2分科会の研究の概要
第2分科会では、校長がリーダーシップを発揮してどのように教員に働きかければ、子供たちに求められる資質・能力を育むための学びの在り方を教員自らが考え、子供たち一人一人が、主体的・対話的な問題発見・解決の場面を経験することによって、身に付けた知識や技能を活用し、深い学びへと結び付けていくような授業が実践できるかを研究した。第2分科会では、それぞれの学校の課題に基づいた授業改善の方策について、以下の4つの項目に分けて、それぞれの学校の取り組み方を明らかにし、教員の授業が主体的・対話的で深い学びにつながった実践事例をあげて、さらに研究を深めた。
ア 人事考課を活用した授業改善
イ 授業観察を活用した授業改善
ウ 校内研究を活用した教員の意識を高める授業改善
エ 研究奨励校を活用した授業改善
5 成果
新学習指導要領全面実施に向けた校長のリーダーシップに向けて、カリキュラム・マネジメントの実施と主体的・対話的で深い学びの実現について研究を深めることができた。カリキュラム・マネジメントの実施と主体的・対話的で深い学びの実現に向けて各学校の研究・実践・取組を共有することで課題を整理することができた。