教育研究グループ支援(研究成果報告)
作業学習研究グループ
研究テーマ
- 企業との連携による作業製品販売の仕組みづくりの研究
研究期間:平成30年4月10日 から 平成31年3月20日まで
研究結果の概要
1 福祉就労を目指す作業班に関して
主に皿や布製品、メモ帳などの物作りを行い、ライン工程を整え、分担を決めて作業を行う仕組みができた。生徒たちで作業製品の販売や管理が行えるように、7月に流通班(企業就労を目指す)の生徒が、JFE商事サービス株式会社で、流通の仕組みについて研修を実施して、実際の販売や製品管理の知識を学ぶことができた。その研修の内容を、ビースマイルカフェの販売活動に生かすことができた。1月には、JFE商事サービス株式会社で福祉就労を目指す作業班のリーダーの生徒が販売補助を経験することができた。学校では経験できないような作業製品の数を売り上げることができ、生徒たちから達成感を味わうことができたと感想があった。
2 地域の方への喫茶サービスに関して
喫茶班のコーヒーサービスと同時に、作業製品を流通班が販売をしているが、販売までの流れ、各作業班へ販売する製品の個数や品物を確認することができた。また、販売練習を行い、本番の販売に向けて、タブレット端末のアプリを活用したレジを生徒だけで行うことができるようになった。売れた個数や金額、作業製品がデータとして残るので、売り上げの確認や作業製品の管理も生徒だけで行うことができるようになった。
3 寄宿舎を活用したビースマイルカフェに関して
年度当初は、コーヒーと食品加工班のクッキーをお客様へ販売でき、7月頃からお皿や箸置き、巾着袋などの作業製品を販売することができた。ビースマイルカフェへ来店する客の数も少しずつ増えてきた。今後、来店する客を増やすことで、作業製品の売り上げの向上につながるので、広報活動を検討していく予定。