公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

東村山市立青葉小学校研究会

研究テーマ

研究期間:平成31年4月1日 から 令和2年3月31日まで

研究結果の概要

青葉小学校では、2018(平成30)年度より、校内研究のテーマを教師一人ひとりが個人課題として設定することとした。具体的には、学校教育目標の重点目標である「進んで学ぶ子」について、どのように具現化するか、教師各人が個人の課題を設定するということである。学校統一のテーマではなく、個人課題(テーマ)の設定に至ったのは、以下のような、校内研究にみられる問題点を克服しようと研究推進委員会で話し合われたことによる。

さらに、「専門職(高度専門職業人)としての教師の学び」「学び続ける教員(像)」(2012中央教育審議会答申)を実現するためには、教師一人ひとりの課題意識と学びを大切にする必要性があるという考えに至った。専門職としての教師が「何のために学ぶのか」「何を学ぶのか」「どこで学ぶのか」という問いに対する一つの答えが、個人課題の設定である。個人課題を設定して研究を進めるには、同時に職員の同僚性を高めることが必須である。教室で子どもたちが、お互いを信頼して学び合う前提として、職員も同僚を信頼し、お互いを尊敬し、自分の課題について話し合ったり、悩みを相談し合う中で教員の学びが深まっていくことは論を待たない。まず教師自身が個人課題を通して「主体的・対話的で深い学び」を実践的に理解することは、児童の学びの充実に資することである。
個人課題に基づく校内研究は、まだまだ暗中模索の部分が大きい。今回のまとめは、その2年目の記録である。この記録から、軌道修正を行いつつ、教師一人ひとりの学びが充実することによって、青葉小学校の教育力が向上し、日本・世界の未来を担う子どもたちがよい学び手に成長することが校内研究の成果と考えている。

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