公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

なかとみ

研究テーマ

研究期間:平成31年4月1日 から 令和2年3月31日まで

研究結果の概要

1 研究の概要

(1)研究テーマ「自ら進んで学び、互いに高め合う子の育成」
サブテーマ 「わかった、できた、楽しいが実感できる授業をめざして」

(2)研究の進め方
今年度は教科を国語に絞り、「話すこと、聞くことを通して自己肯定感を高めること」を目標にすることにした。「話すこと、聞くこと」の学習を通して、児童に学ぶ楽しさやできる喜びを味わわせることで、自己肯定感の高い児童を育成することをねらった。

(3)研究の内容
①授業研究
「低学年分科会」と「高学年分科会」の2つで編成された分科会で、児童の発達段階に合わせて年間4回の研究授業を設定した。その際、児童の実態を分析し、指導法を工夫することで主題に迫っていくこととした。
②全体研究会
指導力の向上を目指すために、全体研究会の機会を設けるようにした。専門性のある講師を招いて、研究を深めた。

(4)成果と課題
①成果
事後のアンケートには、「話をすること」が好き、「友達の話に質問や感想」を言えると答える児童が多かった。授業を通して発表することに自信をもったり、注意深く発表を聞こうとする意欲が高まったりしていると考える。研究を通して、自己肯定感を高めることができたと考える。
②課題
「話をすることが好き」という気持ちを持続させるために、適切な声掛けや効果的な教材づくりをしていくことが必要である。学年が上がると話題に対してさらに柔軟に対応し、臨機応変に受け答えができるようにする必要がある。そのためには、国語の学習以外でも日々の様々な場面で話し合い活動の充実を測ることが大切である。

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