公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

武蔵村山市立第三小学校 研究部

研究テーマ

研究期間:平成31年4月1日 から 令和2年3月31日まで

研究結果の概要

1 実施計画に至るまでの経緯

「主体的」というキーワードに焦点を当て、その実現に向けてどのような指導の手だてを行えばよいか、算数の授業で実践を通して考えることで、確かな学力を育成していく。

2 活動内容

(1)目的  研究主題「確かな学力の育成を目指した授業改善と校内改善」
(2)対象者:武蔵村山第三小学校 全児童(466名)
(3)教科 算数
(4)活動の期間:2019.4-2020.3
(5)活動の特色
 「授業改善」「校内改善-もの・環境-」「校内改善-システム-」の3つの視点から具体的に改善に取り組んできた。それにより、1時間のために作り込んだ研究授業だけの授業改善ではなく、日々の授業の改善を実現することで学力向上を目指してきた。

3 主体的な学びを生むための2つの手だて

今年度は授業改善の取組をさらに深めるために、「主体的な学び」に焦点化して研究授業を行った。本校では、「やってみたい」「本当の答えを知りたい」「この先を考えてみたい」という児童の能動的な学習意欲に支えられた学習を「主体的な学習」と位置付けることにした。「問い」をもった児童は、その「問い」を解決したくてたまらなくなる。そうすれば児童は放っておいても解決へ向かって動き出す。能動的な解決の姿が現れる。そのような「たい」と「問い」を生むしかけのある算数の授業を、本校の研究では目指してきた。そのために、指導の手だてを「しかけ」と「スキル」の二つに分けて設定した。

4 成果

<授業改善に関して>
・年間を通して校内での研修や研究授業を行ってきたことで、算数の内容や指導に関する知識が積み重なってきた。「主体的な学び」のための手だてを「しかけ」と「スキル」に大別して考えることができたとともに、それを実践することができた。

<校内改善-もの・環境->
・助成金や校内予算を計画的、効果的に活用したことで様々な物品が整った。ドリル、参考書、1m定規、三角定規、ICT機器まで多種多様な物品が充実した。

<校内改善-システム->
・東京ベーシック・ドリルの診断シートの結果を分析することで、児童の学力の変容を把握できた。また、研究通信や運営協議会等を通して、保護者への理解を図った。授業以外での学びを支えるシステムが整った。

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