公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

先行学習研究会

研究テーマ

研究期間:平成31年4月1日 から 令和2年3月31日まで

研究結果の概要

1 授業実践の内容

研究テーマに沿って,以下の研究授業を実践した。

日付 学年教科 単元・教材名 職名 授業者名
4月8日 3年算数 「九九を見直そう」 講師 鏑木良夫
4月24日 6年社会 「大和朝廷と国土統一」 講師 鏑木良夫
5月29日 6年国語 「自然に学ぶ暮らし」 教諭 中島進介
6月26日 3年社会 「板橋区の様子」 主任教諭 高木赳夫
10月2日 1年国語 「ずうっと,ずっと,大すきだよ」 教諭 櫛淵悦子
11月6日 2年算数 「九九をつくろう」 主任教諭 犬飼美穂
12月4日 5年図画工作 「見つけたことをはなしてみよう」 教諭 菅野智彦
1月29日 4年道徳 「金色の魚」 主任教諭 堤美里
2月14日 6年国語 「水の東西(高校現代国語1年)」 教諭 中島進介
2月15日 6年算数 「正負の数(中1数学)」 主幹教諭 菊池靖志
2月15日 6年算数 「物質の状態変化(中1理科)」 講師 鏑木良夫
2 成果

研究授業を通して、
① 教科書を見られても困らなくなり教科書を使いこなせるようになった。
② 教科書を活用しても学習意欲は低下せず,その逆に意欲的になった。
③ 低学力層の子どもも授業参加が可能となり,集団つくりにも寄与できる指導法との認識が広がった。
④ 先行学習は,予習させることで考える枠組みが明確になり,特に低学力層の子どもはピント外れな考えをしなくてもすむことの理解が広まった。
⑤ 問題解決的学習一辺倒からの脱却が図れた。子どもの多様な実態に応じた力量が高まった。

【その他】

先行学習研究会というグループ名で申請し承認を得て実践に励んだ。この結果,授業研究の輪が広がり,徐々にではあるが,わかる授業をすることが学校をより良くし,勤務したくなる学校作りに寄与することの進歩が得られた。このことは,目には見えない職場の“学ぼうとする空気”への転換と軌を一にするものであり,代表としてうれしい変化だと思っている。

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