教育研究グループ支援（研究成果報告）

多摩社会科勉強会

研究テーマ

• 「深い学びを実現する思考力・判断力を育てる社会科指導の工夫」

研究期間：令和元年7月1日 から 令和2年3月31日まで

研究結果の概要

指導案やワークシート、定期考査問題を基に実践報告をし、研究協議において、意見交換をすることにより、「明日の授業」に生かす、より実践的な指導法工夫に結びつけることができた。「深い学び」を実践するため、日常の授業において、「単元を貫く課題」や「単元構想図」の作成に取り組む若手教員が増えてきた。そのため、教材研究にも深みが出てきており、協議も活発になってきた。また、各地区での研究授業も積極的に受けており、それぞれの地区での社会科指導発展につながっている。
また、毎回、東京学芸大学講師を顧問の先生とし、指導を仰いでおり、より専門的なアドバイスをいただくことできている。都中社研研究部員をはじめ、指導教諭等から、毎回「発表報告」「先行事例」を発表してもらうことにより、若手教員へ広い視野で教材研究をする指導の場となっている。さらに、東京都中学校社会科教育研究会と連携を図った。
今後は、新学習指導要領の主旨を踏まえ、高等学校の授業実践も紹介していく。

（１）年２回研究協議会を実施した。
（２）日々の授業実践を積み重ねた結果を研究協議会で一人一人発表し、協議を重ね、自分の指導法を振り返る機会とした。
（３）特に「単元を貫く課題」について、年間を通して、研究協議を重ねた。第3回の研究会では、「単元を貫く課題」について、グループワークをし、新学習指導要領を踏まえた新しい単元構成の提案を行った。
（４）3年間を見通した指導計画を意識し、見方・考え方を働かせ、目標を明確にした地歴融合の授業や、公民的分野を念頭にした単元指導計画の検討ができた。
（５）特に多摩地域の若手教員育成のため、東京都中学校社会科教育研究会と連携を図り、夏季研修会、示範授業等へ参加した。また、東京都研究員研究発表会等へも参加した。さらに、毎回、東京都中学校社会科教育研究会の研究部委員を招聘し、実践報告を行い、先進的な指導方法を学んだ。