公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

泰明小学校校内研究会

研究テーマ

研究期間:令和2年4月1日 から 令和3年2月28日まで

研究結果の概要

体育の授業を通しての研究を進めた。

今年度は、研究授業の授業日の設定はなしとして、年間5回の研究授業日の日程は、休校中の授業補充に充てた。

常時活動、通常授業において、休校に伴う児童の体力低下を回復させる授業内容や活動の考案、感染症対策を意識した常時活動、授業作りの考案を展開した。

昨年度からの研究主題「体育的身体活動を通した心の教育~よりよく自分を高め、仲間と豊かにかかわり合えることをめざして~」を今年度の状況下でどのように生かせるか、検討した。

中止した運動会に代わり、「体育学習発表会」を学年ごとに開催し、研究サブテーマの「仲間や友達とのかかわり合い」の活動を、感染防止対策を踏まえて、直接言葉を掛け合う以外に、授業前後にカードの掲示による交流したり、新規に導入されたタブレット端末による撮影済みの動画を視聴し分析し合ったりした。

どの学年でも友達の良さを見付けたり、よくできていたことをたたえ合ったり、指摘し参考にしようとしたりすることができて、自身の各体育的運動の向上に生かそうとする姿が見られた。

児童によっては、必ずしも自身の体育的活動に生かそうとしたり、まねをしようとしたりするところまでは届かないという状況も見られた。

体育学習発表会は、どの学年も学年の児童の実態に合わせつつ、伝統を引き継ぐ学年もあれば、独自に演目を開発することなどの工夫もこらし、大成功であった。

コロナ禍にあって、児童の体力の低下が懸念されたが、本校児童の体力は、全国平均などと比較で算出されるTスコアで平均の50を上回る学年、種目が多く、大幅な体力の低下は認められなかった。特に20mシャトルランなどに見られる持久力の状況などについては、本校の「泰明マラソン」の大会を中止した中にあっても、体力の低下を予防するために取り組んだ「マラソン」「なわとび」などの取り組みが功を奏したと思われる。

ただし、塾通いなどが始まる、4、5、6年生の男子などでは、急激な運動の総量の低下により、いくつかの種目で下降傾向が見られた。6年生の男子は、5年次よりも数値が下がった。女子の5年生の投運動は伸び悩んだ。

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