公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

多摩社会科勉強会

研究テーマ

研究期間:令和2年5月1日 から 令和3年3月31日まで

研究結果の概要

コロナ禍という状況の中、オンライン開催を全4回のうち2回行った。自宅からの参加が可能になり、北海道等の遠隔地、大学からの参加者がいた。各地域とも研修会が中止になっており、情報交換や授業について意見交換をする機会が非常に少なかったため、悩みを含めて、協議できた。
新学習指導要領全面実施を前に、「単元を貫く課題」「新しい評価の観点」や、GIGAスクール構想における授業改善の方法等先進的な事例紹介が多くあり、実践的な指導方法の工夫に結びつけるきっかけとなった。
また、毎回、全国中学校社会科教育研究会元会長を顧問の先生とし、指導を仰いでおり、より専門的なアドバイスをいただくことできている。都中社研研究部員をはじめ、指導教諭等も参加しており、若手教員への指導の場となっている。
今後は、新学習指導要領における新しい評価の観点についての具体的実践例や「単元を貫く課題」を設定した単元の構造図づくりについて全員で研究をしていく。

(1)タブレット端末の活用の長所は、瞬時に大容量の情報が全員にいきわたることである。瞬時に情報を全員で共有することにより、話し合い活動が活発になり、思考する時間が多く生み出されるという利点がある。また、学校運営上、活用方法について教え合うことで教員間の交流がうまれるというメリットも指摘された。一方、生徒の健康への被害、情報モラルの課題もある。また、教師の役割は何なのかという本質的な課題にもつながる。
(2)新しい評価の観点である「学びに向かう力」について、ポートフォリオ形式で行う評価方法、単元を見通した指導・評価計画の必要性、適切で信頼される評価となるための工夫等が挙げられた。

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