教育研究グループ支援(研究成果報告)
府中市立府中第三中学校
研究テーマ
- 「学びに向かう力を育成する社会科指導の工夫」
研究期間:令和3年5月1日から令和4年3月31日まで
研究結果の概要
新学習指導要領全面実施1年目として、特に「主体的なに学習に取り組む態度」の評価、GIGAスクール構想における授業改善の方法を中心に、先進的な事例紹介が多くあり、実践的な指導方法の工夫に結びつけるきっかけとなった。
また、毎回、全国中学校社会科教育研究会元会長を顧問の先生とし、指導を仰いでおり、より専門的なアドバイスをいただくことできている。都中社研研究部員をはじめ、指導教諭等も参加しており、若手教員への指導の場となっている。
今後も、新しい評価の観点についての具体的実践例を中心に全員で研究をしていく。
- 新しい評価の観点である「主体的に学習に取り組む態度」について、各会員の実践では、振り返りシートの活用が多く見られた。単元を見通した指導・評価計画の必要性、適切なルーブリックの作成方法等今後の課題である。
- タブレット端末の活用実践例が多く見られた。オンライン配信、オンライン授業をはじめ、クラウドを活用しての調べ学習、発表の工夫等が日常の授業場面で活用されている。
- 地理・歴史的分野における「身近な地域」の学習の実践例が多く見られた。公民的分野への構想に至る授業実践例である。さらに高等学校への学びへどのようにつなげていくかは、今後の課題である。