公益社団法人 東京都教職員互助会

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教育研究グループ支援(研究成果報告)

江戸川区立大杉第二小学校

研究テーマ

平成3年4月1日から令和4年3月31日まで

研究結果の概要

本校は今年度「自然に親しみ、主体的に見出した問題を追究できる児童の育成~生活科・理科におけるプログラミング的思考を活かして~」の研究主題のもと、研究を進めてきた。プログラミング教育については、その考え方も周知され、先行研究等を参考に本校でも意欲的に実践をしてきた。さらに今年度は、ひとり一台のタブレット端末の配布となり、授業におけるICT化はますます進んだところである。学級内での情報共有・学習の個別最適化に向けた活用はもとより、遠隔地とのオンラインでの意見交換等、様々な可能性が具体的に見え、実践の幅も広がった。
その中で本校では、主題を基に目指す児童像を「問題を解決するために自分で見通しをもち、よりよい方法を選択できる児童」と定め、さらにプログラミング的思考における「順次処理」「条件分岐」「反復」に着目し研究に邁進してきた。
年間を通し、多くの先生方からたくさんのご指導と励ましのお言葉をいただいた。その中でも特に、教員が話し合い、実践したことをそれぞれの講師の先生方が、学習指導要領等をもとに、価値付けしていただいたことが、大きな自信となり、さらなる研究意欲につながり、なんとか1年間を終えることができた。また、理科だけでなく、生活科についても学ぶことができたことが「主体性」を育む上で大きな財産となった。理科はもとより生活科では、特に体験を重視する。体験をどのようにさせ、どのような見方・考え方を生かすのかを考え、実践したことのすべてが大きな学びとなった。
今後、学んだことを引き続き理科で活かすとともに他教科の授業力を高めるなど、日々の授業を充実させることで、大杉第二小学校の児童に還元できるようにしたいと考えている。

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