公益社団法人 東京都教職員互助会

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東京都教職員総合健康センター

自律神経が乱れた時には?

みなさん、季節の変わり目や仕事のストレスなどを感じた時に「自律神経が乱れる」という話を聞いたことはありませんか。自律神経が乱れると、様々な症状(動悸や息切れ、便秘や下痢、イライラや不安、寝つきが悪い、頭痛など)が現れます。では、この「自律神経が乱れる」というのは一体どういうことなのでしょうか。

自律神経とは

自律神経は、大きく分けると2つの神経で構成されています。

  • 交感神経:体の活動時や緊張時に働く。内臓の働きに関与。
  • 副交感神経:リラックス時に働く。

この2つの神経は、1日のリズムに合わせて、日中は交感神経が活発になり、夜は副交感神経が活発になります。このように、私たちが健康を維持するために交互に24時間サポートしてくれているのです。つまり「自律神経が乱れる」というのは、この2つの神経のバランスが崩れてしまうことを指します。

自律神経が乱れる原因

  • 身体的ストレス:天候や季節の変わり目にある寒暖差、騒音、過労など
  • 精神的ストレス:職場のプレッシャーや人間関係など
  • 不規則な生活:昼夜逆転、不規則な食事、栄養バランスの偏った食生活など
  • その他:疾患(特に女性は更年期障害によって、女性ホルモンの分泌が減少することで自律神経が乱れます)

自律神経を整えるには?

【ストレスを抱え込まないよう心掛ける】

ストレスは完全になくなるものではありません。仕事の合間に少しリフレッシュする時間を取ったり、休日に趣味を楽しんだり、日々上手に付き合っていくことが大切です。
ストレッチをしたり、日光に当たったりしながら散歩をするなど、適度な運動もおすすめです。

【生活リズムを整える】

朝と夜は決まった時間に寝起きし、食事も3食一定のリズムで取りましょう。
例えばおかずを一品増やすなど、栄養バランスにも目を向けられると良いですね。
お酒を飲まれる方は適量を守って飲みましょう。

【専門家に相談する】

体調不良が続くときは早めに医療機関に相談しましょう。
かかりつけ医のところへ相談するのも良いですし、症状に合わせて専門の科(頭痛なら頭痛外来など)を受診しましょう。大きな病気が隠れている場合もありますので、自己診断は控えましょう。

最後に

心身の不調から自律神経の乱れを感じたら、早めに対処することで改善が可能です。「ストレスをどうやって解消していいか分からない」、「周りの人には話しづらい」という方は、こころのケアの専門家による「こころの相談」を活用してください。多忙な毎日をお過ごしだとは思いますが、メリハリのある生活を心掛け、ご自身の心と身体を大切にしてあげてください。

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