公益社団法人 東京都教職員互助会

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東京都教職員総合健康センター

休職中の休み方について

実際にお休みをしてみると、何をしたらよいのかわからなくなる方が多いと思います。「ゆっくり休めばいいのよ」と言われても、「迷惑をかけて申し訳ない」「本当に復帰できるのか」など、考えが尽きずに、十分な休息をとれない方も多くいらっしゃいます。
実際に休職中にはどのように過ごせばよいのでしょうか。

一番のコツは「しっかりと療養すること」です。
療養はお休みとは異なり、病気や怪我の治療をしながら心身を休め、回復につとめることです。できるだけ、負荷のかかることから離れましょう。

失われたエネルギーをためるために、できるだけ横になったりして休んでください。
ぼーっとする、本を読む、音楽を聴いてリラックスする、昼夜逆転しないように心がけるなど、できる範囲で行ってみてください。罪悪感や不安もあるかとは思いますが、まずは体を休めると思って、横になってみましょう。

療養を経て少しずつ動けるようになったら、無理のない範囲で行動を広げていきましょう。
少し外出や、散歩の時間を取り入れ、できる範囲で家事も行っていきましょう。
 外出も可能になったら、復帰のことを考え、復帰訓練などを視野に入れていきましょう。

いろいろな不安が頭をよぎり、復帰を焦る気持ちもあるかと思いますが、回復していない状態で戻っても、最初はよくても途中でエネルギー切れになってしまったり、再休職になる方も少なくありません。心身をゆっくり休めてから、段階を踏んで復帰につなげてください。

お休み中は、人と関わる機会が減り、孤独になりがちです。
そのような場合には、1人で抱え込まずにカウンセリングなどを利用し、相談してみましょう。職場外に設置された、こころのケアの専門家による「こころの相談」を上手に活用していただければと思いますし、職場復帰への不安は、医療機関訓練や、所属学校による復帰訓練もございますので、ぜひ活用してください。

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