飲酒は、程よく、適度に、健康にも配慮して楽しみましょう
厚生労働省では、2023年に、飲酒に伴うリスクに関する知識の普及の推進を図るため、国民それぞれの状況に応じた適切な飲酒量・飲酒行動の判断に資する「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を作成しました。
お酒は、その伝統と文化が国民の生活に深く浸透している一方で、不適切な飲酒は健康障害等につながります。本ガイドラインは、基礎疾患等がない20歳以上の成人を中心に、飲酒による身体等への影響について、年齢・性別・体質等による違いや、飲酒による疾病・行動に関するリスクなどを分かりやすく伝え、その上で、考慮すべき飲酒量(純アルコール量)や配慮のある飲酒の仕方、飲酒の際に留意していただきたい事項(避けるべき飲酒等)を示すことにより、飲酒や飲酒後の行動の判断等に資することを目指すもの、であるとされています。
日本では、アルコール度数や何杯飲んだかで飲酒量を把握するのが一般的ですが、厚生労働省は、体への影響は酒に含まれるアルコールの量「純アルコール量」で把握するほうが正確だとして、「純アルコール量」で健康へのリスクを示すことになりました。
「純アルコール量」は、飲んだ酒の量とアルコール度数などを掛け合わせて計算でき、例えば、アルコール度数5%のビールでは、中瓶1本にあたる500ミリリットル飲むと、純アルコール量は20グラムにあたります。
ガイドラインでは、生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日当たりの「純アルコール量」で、男性は40グラム以上、女性は20グラム以上を摂取した場合としたうえで、体質などによってはより少ない量にすることが望ましいとしています。
また、男女とも、1回の飲酒で「純アルコール量」を60グラム以上摂取すると、急性アルコール中毒などが起きる可能性があるため、避けるべきだと注意を呼びかけています。
※参考 ガイドラインより
(お酒に含まれる純アルコール量の算出式)
摂取量(ml)× アルコール濃度(度数/100)× 0.8(アルコールの比重)
例: ビール 500ml(5%)の場合の純アルコール量
500(ml)× 0.05 × 0.8 = 20(g)
飲酒や飲酒の機会は、ストレス発散やリフレッシュ、人との交流などを通じて、こころの健康にも役立つとされています。そうであれば、飲酒は程よく、適度に、楽しく、健康に配慮していくことを意識する必要があるでしょう。
いかがでしょうか。心身に負の影響が及ばない程度に楽しく飲酒の機会を過ごせるよう、ご自身の飲酒に関する習慣や、こころと体の健康面の影響が出ているかどうか、一度振り返ってみると良いでしょう。
参考ウエブサイト
冬に気分が落ち込むのは「冬季うつ」かも?
冬になると、気分が落ち込んだり、なんとなくやる気が起きないということはないでしょうか。十分に寝ているにも関わらず、寝坊してしまう、日中に居眠りなどで、日常生活に支障が出るなどなど。冬が来るたびに、毎年のように不調が出るといった場合には、「冬季うつ」を疑ってもいいかもしれません。冬季うつとは、正式には「季節性感情障害」といい、秋から冬にかけてうつ症状が現れ、春先の3月ごろになるとよくなるというパターンを繰り返すが特徴があります。また、冬季うつには、一般的なうつ病とは異なり、食欲減退というより、食欲増進、不眠傾向よりは過眠傾向といった特徴も多くみられます。
では、冬季うつはどのような原因で生じるのでしょうか。一番の要因は、日照時間の減少と言われています。冬季は夏季と比べ、日照時間が短くなり、セロトニンの分泌低下が引き起こされ、気分が落ち込みやすくなることがあります。また、在宅ワークの増加や、外出時間の減少も関わっていると考えられています。
冬季うつは時期が来れば自然と回復するものではありますが、その間をしのぐための方法を知っておくことが大切です。
対策としては、以下の方法が挙げられます。
- 日光をあびる
- 運動をする
- できるだけ規則正しい生活を送る
- ストレスをため込まない
- リラクゼーション法の実施
- 春になれば楽になると思う
冬は寒さもあり、外出が億劫になりやすいですが、その中でもいつも以上に外に出て、自然光を浴びることを意識しましょう。また、家の中でできるリラクゼーション法や、ストレスの発散なども有効です。また、一番大切なのは、ずっとこの状態が続くわけではないということです。暖かくなれば、自然と以前の自分に戻れることも覚えておきましょう。
上記の方法でも対処できない、自分に合う方法が見つからないなどのときには、1人で抱え込まずにカウンセリングなどを利用し、相談してみましょう。カウンセリングで自分と向き合うことで、認識していないストレスを自覚したり、一緒に対処法を考えることもできます。職場外に設置された、こころのケアの専門家による「こころの相談」を上手に活用していただければと思います。













