公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第14回ふれあい感謝状21

葛飾区立小松中学校PTA 一万人あいさつ運動

平成9年9月ごろ、生活指導面で大きく荒れていた小松中学校の生徒に対して、当時のPTA役員数名が朝、教室の前で見守りに入ったことが、本活動のきっかけとなりました。
その後、PTA役員自身が「一万人の参加を目指す」という目標を設定し、平成10年度、創立50周年を佳節にPTA校外指導部有志が中心になって、「一万人あいさつ運動」が開始されました。活動内容は朝の登校時間(概ね午前8時~8時30分)に正門、西門の門扉前に立って、登校する生徒一人一人に朝の声掛けをしています。授業がある日は毎日、5名前後の大人が校門であいさつ運動を行い、平成20年9月10日にはついに参加者一万人を達成し、現在二万人を目指して活動を継続しております。平成30年10月24日現在、18,588人があいさつ運動に参加し、現在も活動は続いております。

PTAのみならず、自治会、新小岩地区委員会等の地域の大人が生徒にあいさつをすることに対する教育的効果は高く、それによって生徒の中に地域に対する帰属意識が育まれていると思います。小さい時から生徒のことを知っている、地域の大人に声を掛けられることにより、生徒は教員との対応とは別の側面を見せ、それが大人と心を通わせることにつながり、落ち着いた教育環境を維持できていると思います。
保護者、地域、学校が連携を図って生徒を見守ることが、「一万人あいさつ運動」を通じて20年にも継続していることは、学校環境の一つの理想を示していると言えると思います。朝の短い時間ではありますが、長く継続することにより、学校の教育活動の一部として定着し、生徒にとっては「見守られている安心感」を得られることにつながっているのではないでしょうか。

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