公益社団法人 東京都教職員互助会

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お知らせ

ふれあい感謝状21受賞者 活動報告

第15回ふれあい感謝状21

足立区立花畑西小学校 金管バンド部 関谷 真

パレード平成2年に創立した金管クラブは、「校歌だけでいいから吹けるようにして」との中岡校長との週1回通う約束から始まり、平成10年に当時の新山田校長の後押しも有り金管バンド部が創部しました。
その年より定期演奏会を開催し始める訳ですが、部員数が多いだけで練習はいつも疎ら、直前になって「その日はサッカーの練習試合があるから出れません」なんて至って普通の状態で数年過ごしました。
この緩い規則も功を奏して、50名近い部員は一時期80名近くまで増加していきました。
人数はいるけど演奏出来る曲は年間10曲、でも練習は毎日。核になる子ほど「習い事で帰ります」の毎日。「このままではいかん」と決意した創部5年目の平成14年、初めてコンクール出場に挑戦します。

都大会舞台写真結果は惨敗。「ちゃんと練習しましょう。音楽になっていません。」の講評に、練習参加の規則を見直すことに。
そんなことをしたので翌年は部員微減。でもコンクールは再び惨敗。講評は「応援団の演奏に聴こえます」
さあ三回目のコンクールはどうしようと考えていた矢先、主体的に指導して頂いていた音楽専科が任期前に突然の異動。当然後任は見つからず、平成16年は幕を開けます。先ずは5月の運動会。55名の4-6年生部員でそれまで例年演奏してきた曲3曲で乗り切り、さあコンクール。誰も指揮は振りたくありません。当時、4月に赴任してきた牛山校長に運動会後に初面談。「コンクールに出るのなら」を条件に指揮を引き受けました。

日介ケアセンター練習もそれまで月~金曜の朝練習・昼休み練習・放課後練習だったものを見直し、朝練習と放課後週3回に変更。それに伴い「1カ月以内に練習に顔を出さなければ自然退部」と厳しい通達を出したおかげで部員は40名に縮小。それでも練習に食らいついてくる子たちと、遅くまで何百回と練習を繰り返し、担当楽器や担当パートも一気に入替え、5年生主体の練習に一生懸命取り組むバンドへと変わっていきました。

民生児童委員そしてその年7月のコンクール。ギリギリまで仕上がりは良くないものの、昨年よりは少しは進歩したハズと臨んだ大会は「最優秀賞・東京都代表」という結果で、今のコンクールで勝ち上がっていくバンドとしての第一歩を進み始めます。曲も年間10曲から70曲へ大幅増加し、楽譜に階名や運指を書くことも禁止。レパートリーが増えることで活動の場も広がりました。老人福祉施設への慰問演奏会、地域施設でのアトラクション演奏、パレード、ゲスト演奏。どれも30~60分の演奏が出来るようになり、そのすべてを暗譜で演奏します。もちろん、今日まで順風満帆ではありませんでしたが、地域の方々のご支援・ご声援、学校の温かいサポート、そしてご家庭の深いご理解・ご協力のお陰で平成30年度は、東京都小学校吹奏楽コンクール金賞代表、東京都吹奏楽コンクール金賞、TBSこども音楽コンクール地区大会最優秀賞、TBSこども音楽コンクール東日本優秀演奏発表会優秀賞、東京都小学校アンサンブルコンテスト金賞代表、全日本小学生金管バンド選手権全国大会第2位と創部以来、すべての大会で輝かしい成績を残すことが出来ました。

ニューヨークスタッフバンドこれは、子どもたちのたゆまぬ努力が結んだ結果なのは言うまでもないですが、今年共演させて頂いた北海道旭川永嶺高校吹奏楽部の皆さん、そしてアメリカから来日したニューヨーク・スタッフ・バンドの皆さんのパワーが今の金管バンド部の原動力になっていることは間違えありません。
最後に、ここまで長く支えてくださった歴代の校長先生、PTA会長、教職員、開かれた学校づくり協議会、地域の皆様、金管バンド部育成会、卒業生などの多くの方々のご理解・ご協力・ご支援のお陰だと深く感謝申し上げます。

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